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「F1用を作りたい」女性初のレースタイヤエンジニア

4/17(月) 19:35配信

ニュースイッチ

ブリヂストンの栃元奈月さん

 レースタイヤのエンジニアとして活躍するブリヂストンの栃元奈月さん(33)は、化学系出身で、「レースに携わりたい」との思いで同社に入社。念願かなって現在は開発に従事している。完成車メーカーのレースチームとの窓口となって顧客のニーズをきめ細かく吸い上げ、製品に反映。全国で開かれる4輪車レースに同行する日々を過ごしている。女性のレースタイヤエンジニアは同社としては初という。チームを勝利に導くべく、格闘する日々を送る。

技術のぶつけ合い

 「慶応義塾大学大学院理工学研究科で総合デザイン工学を専攻しました。実は中学生まで数学や理科が苦手。見かねた親が通わせてくれた科学教室で、薬品を使った葉脈の見せ方を教わってから興味がわき、科学が面白いと思うようになりました」

 「ブリヂストンに入社したのはレースタイヤを開発したかったから。昔から家族でフォーミュラワン(F1)をテレビで見ていました。私の専門は応用化学。タイヤなら自分の学びが生かせると直感し、会社の門をたたきました」

 「車両が良い結果を残せるよう、基本性能につながる先端技術を追求できるのが仕事の面白さです。自分の担当するスーパーGTは多くの自動車メーカーやタイヤ会社がしのぎを削っています。担当チーム以外の情報を順位やタイムから推測し、チームのメカニックから短い時間で多くの要望を聞き出して反映しなければ勝てません。まさしく技術のぶつけ合いです」

 「要望を聞き出すテスト期間には多くの費用と人手がかかります。初めはそれが分からず、上司に叱(しか)られたこともありました。チームとしっかり意思疎通を取りつつ、短期間で結果を出せるよう心がけています」

 「趣味は旅行。今はレース開催が多く、長期休暇中もサーキットに行くことが多いです。でも、やりたかった仕事なのでむしろ楽しんでいます」

最終更新:4/17(月) 19:39
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