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住民の反発続出、車両通行巡り 水陸分屯地の完成遅れで 長崎県佐世保市

西日本新聞 4/17(月) 11:17配信

 陸上自衛隊が長崎県佐世保市崎辺地区に計画する水陸機動団崎辺分屯地について、九州防衛局は15日、2018年2月としていた施設の完成時期を「おおむね18年末」に遅れる見通しを明らかにした。同年3月に同市相浦駐屯地を本部として新設する同機動団全体の運用への影響は「陸自の対応に関わることなので申し上げる立場にない」とした。

 同日開いた住民説明会で、昨年10月に予定していた部隊庁舎などの着工が今月中になると説明した。本田光徳調達部長は着工遅れの理由について「関係機関との調整に時間を要した」と述べるにとどめた。

 出席した住民約200人からは、工事で地区を行き来する車両を巡り、反発が続出。車両の経路は地区内を走る片側1車線の市道のみ。沿道には民家や小中学校が連なり、住民側は交通渋滞や事故の懸念を訴えた。

 同局は対策として、トレーラーなど大型車両を海上輸送することや、小中学校の登校時間帯には大型車両を通行禁止にすることなどを示した。ただ住民からは「住民が求める代替道路は完成せず、(市道に隣接する)米軍敷地内も通れない」「地元だけが負担を強いられ、要望への反応は鈍い」と国や市の姿勢に不満が出た。

=西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:4/17(月) 12:26

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