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ソフトB高橋純平が見せた非凡な才能 1軍再昇格へ克服すべき課題とは

4/17(月) 14:46配信

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ホロ苦い1軍デビュー戦、「勉強になりました」

 ホロ苦い結果が待っていた。ソフトバンクの昨季のドラフト1位・高橋純平投手。14日のオリックス戦(ヤフオクD)でプロ入り初の1軍登板を果たしたが、3回4失点と結果を残すことは出来なかった。77球を投げたこと、中継ぎ陣に負担がかかっているチーム事情を勘案され、翌15日に出場選手登録を抹消され、2軍への降格が決まった。

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 そのデビュー戦。先発の中田賢一が5回5失点でKOされ、6回から2番手としてマウンドへと上がった。先頭のT-岡田にいきなりソロ本塁打を浴びる波乱の旅立ち。6回1死から、4者連続三振を奪い、非凡な能力も示した一方で、2本のアーチを許すなど6安打。課題も露呈した。

 硬さ、力みがあったのは事実だ。「翌日、肩とか背中が、いつも以上に張っていた」という右腕。待ち望み、目指してきた1軍の舞台。力が入らない方がおかしい。さらには、和田毅が左肘の張りで、武田翔太が右肩の違和感で登録を抹消され、ローテから外れた。中田やバンデンハークも本来の姿とは言えない投球が続いている。19歳と若い高橋にとって、先発機会を掴めるかもしれないチャンスだった。アピールしたいとの思いから、必要以上に力が入っていたのかもしれない。

「早い段階で1軍に上げてもらって、勉強になりました」。登板後にこう語った高橋。今後は2軍で再びアピールし、再昇格のチャンスをうかがうことになる。

克服すべき課題とは…

 類稀なる潜在能力を秘める右腕にとって、克服すべき課題とはどこだろう。「2ストライクとか、1ボール2ストライクのカウントを作れるようにしたい」と本人は言う。デビュー戦では抜けて大きく外れる球が多く、ボールが先行する場面が目立った。カウントを整えられず、甘く入ったところを打者に捉えられた。

 高めのストレートは背番号47にとっての武器でもある。現に、オリックスの打者も右腕の高めのストレートにバットが空を切ることが多く、明らかな高めのボール球に手が出ることもあった。それだけ真っすぐには威力があり、手元でのノビがあるということだろう。やはり投手有利なカウントを作り上げる制球力、安定感が必要だ。投手優位な状況にしてこそ、その武器はより生きるはずである。

「1軍のマウンドは気持ちが良かったです」と高橋。初登板にも緊張はなく、気持ちの高ぶりを感じたという。本拠地の大観衆の前で緊張しなかったというメンタルにも楽しみを覚える。戻った2軍では早速、18日からのウエスタンリーグ・中日3連戦(タマスタ筑後)で先発する可能性もある。そこで、1軍の経験をどう生かせるだろうか。

 15日に先発した摂津は4回3失点でKOされた。依然、1軍の台所事情は厳しいままである。右腕の結果、内容次第では早期の再昇格もあり得るはずだ。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

最終更新:4/17(月) 15:01
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