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【F1】フェラーリvsメルセデス、マクラーレン・ホンダの苦悩……バーレーンGPから”学ぶ”5つのこと

motorsport.com 日本版 4/17(月) 12:30配信

 motorsport.comのグローバル編集長であるチャールズ・ブラッドレーが、バーレーンGPから”学んだ”5つのことを検証。フェラーリの強さとメルセデスの苦戦、そして未だに出口の見えないマクラーレン・ホンダの苦悩などについて分析する。

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1: フェラーリは”勝利を手繰り寄せる力”を取り戻した

 彼らは、もう一度やり遂げることに成功した。オーストラリアGPのように大胆な戦略的ギャンブルに賭けることで、勝利を手にしたのだ。

 早い段階でのピットストップは、議論を呼ぶかもしれない。しかし、ベッテルはそこから急激に追い上げ、彼にとっては好ましくないタイミングでセーフティカーが出動したにもかかわらず、トップに躍り出ることに成功した。最強のメルセデスに対して勇敢に戦いを挑み、すでに2回も勝利を収めて見せた。この戦略に関係した全てのスタッフが、賞賛に価する。彼らは今、F1の”流れ”を生み出している。

 チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは次のように語る。

「このチームが、勇気と、決意と、少しの”狂気”を実証したことは、素晴らしいことだ。リスクを採る中でね。私が申し上げたこの3つの特質は、創業者が創り上げたように、70年以上にわたるフェラーリのDNAの中に含まれている。だから、私は満足している」

 フェラーリはここまで、ドライバーズランキングとコンストラクターズランキングで、共に首位に位置している。そして、戦いの舞台は、2週間後のロシアに移る。ここまで3戦、今季の”最強マシン”は、未だに分からない。

2: プレッシャーを受け、亀裂の兆しを見せるメルセデス

 メルセデスはフロントロウを独占したにもかかわらず、結局2位と3位に終わった。彼らは間違いなく最も”速い”クルマを持っているにもかかわらず、なぜ勝利を逃すことになったのだろうか? 悪魔は日曜日の夜、サーキットに確かにいた。

 まず、自身初のポールポジションからのスタートとなったバルテリ・ボッタスには、発電機のトラブルが襲った。この発電機はタイヤウォーマー用のモノであり、タイヤの内圧をうまく設定することができなかった。この内圧はレース序盤にボッタスを苦しめ、チームはベッテルの大胆な”アンダーカット”にすぐ反応することができなかった。

 セーフティカーが出動した際、メルセデスは2台同時にピットインせざるをえなかった。しかしニキ・ラウダによれば、ホイールを交換するエアガンの空気圧にも問題があり、これが彼らのピットストップに影響を及ぼしたという。

 またこれと同時に、ルイス・ハミルトンはロスタイムを少しでも減らそうと、ピットレーンを極端に遅く走り、レッドブルのダニエル・リカルドの走行を妨害してしまった。これによりハミルトンは、5秒のタイムペナルティを受けることになった。

 これらの全てのことが、ベッテルの勝利に有利に働いた。ボッタスはレースでは全面的に苦労し、そしてハミルトンはペナルティを克服するために攻めに攻めた……しかし、ボッタスがチームオーダーに従い進路を譲ったものの、ハミルトンがベッテルに届くことはなかった。

 彼らは全ての面で、改善する必要がある。

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最終更新:4/17(月) 12:30

motorsport.com 日本版