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新動脈、南北道路22日に開通 相模原駅-町田、利便性高く

カナロコ by 神奈川新聞 4/17(月) 23:30配信

 ◆相模補給廠返還地、北側外周は大幅遅れ
 模原市が整備を進めてきた在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の返還地を利用した南北道路約880メートルが22日、開通する。暫定開通のためJR相模原駅北口のロータリーとは接続しないが、駅周辺と東京都町田市方面を結び、利便性が向上する。サッカー場やオフィス、商業施設整備が計画されている返還地周辺の新たな動脈となる。

 市相模原駅周辺まちづくり課などによると、南北道路は2014年9月に返還された約17ヘクタールの一部の約2ヘクタールを活用して整備。中央区宮下本町から相模原駅北口付近までを結ぶ。一部返還地の約15ヘクタールや日米共同使用区域の約35ヘクタールと同補給廠の間を通り、片側1車線の車道と歩道を整備した。

 同駅北口ロータリーはバスやタクシーなど公共輸送車両に通行が限定されているため、南北道路の南端とは接続せず、車では町田市方面からJR横浜線「相模原踏切」や南口側には抜けられない。車は町田街道側から入り駅前で駅利用者を送迎し、Uターンすることが想定されている。歩行者は歩道を使って駅と南北道路間を往来できる。

 同課は「まずは開通させることを優先し、今秋予定されている東西道路が完成すれば、さらに利便性が高まる」と話している。小田急多摩線延伸に併せて今後は片側2車線に拡幅する予定。

 一方、道路拡張に伴う一部返還を日米で合意した同補給廠北側の外周道路(約1200メートル)は、19年度とされていた当初予定より大幅に遅れる見通しだ。市道路整備課によると、米軍のフェンス移設に3年、道路拡張工事に伴う民有地買収に時間を要す上、買収後に道路拡張などの工事で6年はかかるため、十数年以上かかると見込んでいる。

 米陸軍が物資の保管場所などとして使用する同補給廠は、市の玄関口となる同駅北側に広大な敷地を有し、市は早期返還を市是としてきた。14年9月の一部敷地の返還後、市はリニア中央新幹線の駅が整備される隣の橋本駅周辺と合わせて、新たなまちづくりを進めている。

最終更新:4/17(月) 23:30

カナロコ by 神奈川新聞