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国家情報院の世論介入明らかに…投稿1件当り2500円~5000円を支給

ハンギョレ新聞 4/17(月) 16:50配信

国家情報院キム氏、電話とEメールで掲示物督励 アルファチームのリーダーのキム・ソンウク氏は現韓国自由連合代表 ウォン・セフン院長就任後、 アルファチーム存在感浮き彫りを要請 「学校から掲示物督励要請が続いている」 キム代表「国家情報院職員に会い 一部は後援を受けた」認める

 K氏が『ハンギョレ21』に暴露したアルファチームの活動内訳によれば、国家情報院の世論介入が今まで知られていたよりはるか以前から組織的に行われていたことが確認できる。これまでは国家情報院の世論介入が李明博(イ・ミョンバク)元大統領の最側近だったウォン・セフン国家情報院長が2009年2月に赴任した直後の3月頃から対北朝鮮業務を担当した3次長傘下の心理戦団を通じてなされてきたと知られていた。しかし、K氏の今回の証言を通じて国家情報院は、それ以前から保守団体に“外注”する方式で世論工作を遂行してきたことが明らかになった。K氏の証言と関連資料を通して確認されるアルファチームの活動期間は、2008年12月から2010年2月まで最短でも15カ月に及ぶ。

 ハンギョレ21が入手した“アルファチーム”の内部資料によれば、国家情報院は2008年5月「米国産牛肉輸入反対ろうそく集会政局」直後の2008年12月に保守要人のキム・ソンウク韓国自由連合代表(前「未来韓国」「チョ・カプジェ ドットコム」記者)を中心にアルファチームを設けた。アルファチームで“マスター(MASTER)”という暗号名で呼ばれたキム代表は、国家情報院から命令された世論対応指針をチーム員に伝達する一方、チームの活動に対する国家情報院の評価をつねに伝達し活動を積極的に督励した。K氏は「私たちに仕事を与えた国家情報院の人とは、011-xxxx-1905の番号で通話したり、jim**@naver.comを通じて実績を電子メールで報告した」と話した。K氏が名指しした人物は国家情報院の職員キム某氏。キム氏は国内情報パートである国家情報院2次長の下で永く活動してきた人物だという。

 チーム員は国家情報院を“学校”という暗号名で呼び、週単位で自分たちが作成した文をキャプチャーし実績を報告して、照会数などを基準とする成果を“実績”として計算し、差等をつけて金銭を支給された。彼らの間で交わされた電子メールを見れば“校長”と呼ばれた国家情報院長がこのチームの活動の報告を受けた情況も確認される。キム代表はウォン・セフン国家情報院長の就任直後の2009年3月「新院長の就任をむかえて今日明日中にアルファチームの存在感を浮き彫りにしてほしいと要請した。学校から掲示物督励要請が続いている」という指示を与えた。

 アルファチームの具体的な活動内容は、李明博政権の序盤期に批判的社会世論が結集したダウム(ポータルサイト)の“アゴラ”に掲示文作成▽ブログニュースコラム作成後にニュース送稿▽朝中東など保守マスコミ読者欄への投稿などだった。アルファチームはこのために、国家情報院から掲示文の照会数と賛成数を操作するためのプログラムも伝授された。操作された掲示文の実績は、アルファチーム員の“李○○-全○○-呉○○-洪○○-金○○-金○○”を経て水曜日にキム・ソンウク代表に送られ、国家情報院はこの資料に基づき20代のチーム員には投稿1件当たり2万5000ウォン(2500円)、30代のチーム員には5万ウォン(5000円)を支給した。

 国家情報院はアルファチームに対し「集中掲載コラム主題」を毎度伝達し、具体的な活動方向を指示した。国家情報院が提示した主題は、金大中(キム・デジュン)の嘘批判、イ・ウェス「京郷新聞」の嘘批判(2009年1月2日)▽当分はMBC-民主党-民労党批判に集中(1月8日)▽洪準杓(ホン・ジュンピョ)が左翼に侮辱されたコラム(1月16日)▽チョン・ジソン判事(チョン・ジョンベ前国民の党代表の娘)集中批判(2月17日)などだった。国家情報院は実績を圧迫することも会ったた。キム代表がチーム員に送った電子メールを見れば、「今月は学校側が掲載件数不足を理由に原稿料を相当に減額した。ベストと1000クリックの件(世論操作文は掲示板のベスト文に選ばれたり、少なくとも1000クリック以上は確保しなければならないという意味)に対して、今後はこれ以上は言及しない。学校側はこの問題で私を執拗に困らせている」という内容が出てくる。国家情報院が僅かな金銭で右翼青年たちを“アルバイト部隊”として募集し、政権保衛のための突撃隊として活用したことがうかがえる。キム代表はハンギョレ21の確認要請に対し「青年たちと共に国家情報院職員に会い、一部は後援を受けた」という事実は認めつつも「国家情報院から毎日指針を受けて工作を行ったわけではなく、自発的にしたこと」と答えた。しかし、キム代表は本格的な取材が始まると「(国家情報院職員のキム某氏と)電話で話した、全てを後にして来月アメリカに発つ」として連絡を断った。

キム・ワン、チョン・ファンボン、ハ・オヨン『ハンギョレ21』記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:4/17(月) 16:50

ハンギョレ新聞