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春らんまん例大祭 熊野本宮大社

紀伊民報 4/17(月) 17:00配信

 和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で15日、例大祭の渡御祭が営まれ、神輿(みこし)や菊の花を模した「挑花(ちょうばな)」などの行列が大社から旧社地大斎原(おおゆのはら)までの約1・5キロを練り歩いた。本宮町では例年より遅く咲いた桜の花が残っており、春らんまんの例大祭となった。

 大社によると、例大祭は神が本宮に鎮座した様子を再現したものといわれ、五穀豊穣(ほうじょう)を願って営まれる。

 15日は午前中、例大祭の中心をなす祭典「本殿祭」があり、約700人が参列。九鬼宮司(60)の祝詞奏上に続いて、新作神楽「熊野」が奉納され、子どもたちの歌声とともに俳優の今野誠二郎さん(20)=東京都=がりりしい男舞を披露した。神職以外が舞ったのは今回が初めてという。

 午後からの渡御祭には約300人が参加。神職や修験者、巫女(みこ)、神輿、挑花、稚児らが行列となって大社を出発。桜の造花などを飾った女性の神輿には、お笑いタレント「キンタロー。」さんの姿もあった。行列は真名井社に立ち寄った後、大斎原に到着。斎庭神事を営むなどした。

 九鬼宮司は「今回で2050回目の例大祭を、天候に恵まれ、多くの方のご協力で営むことができて感謝の一言に尽きる。祭りが元気なところは地域が栄えるといわれる。これからも熊野を元気にしていきたい」と話していた。

最終更新:4/17(月) 17:00

紀伊民報