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春ドラマ、助演女優賞はブルゾンちえみで決まりかも

日刊スポーツ 4/17(月) 20:37配信

《先週の語録》「普段はメイクでよろいをつけているので、ハダカをさらしている気持ち」

【写真】ブルゾンちえみwith B

 13日にスタートしたフジテレビ系連続ドラマ「人は見た目が100パーセント」(木曜10時)で女優デビューしたお笑いタレント、ブルゾンちえみさんがPRイベントで語っていた心境です。キャリアウーマンネタでおなじみの、主張の強いアイメイクを封印。ブルゾン度50%くらいの見た目で臨んでいますが、期待以上の演技力で女優力を発揮していて、多彩な人だなあと1話に見入ってしまいました。

 製紙会社の研究員でありながら、所属部署が化粧品メーカーに吸収されてしまった理系女子3人組の女子力向上コメディー。ブルゾンさんは、桐谷美玲さん、水川あさみさんとの3人娘という堂々の女優デビューです。美人すぎて「さえない、モテない」設定が苦しく見えるヒロインの横で、いかにもぽっちゃり体形の美人予備軍を独走していて、奮闘の泣き笑いに共感できるのです。

 キャリアウーマンネタさながらの、聞き取りやすい声もいいですね。「そう!」という相づちだけで存在感があります。「自分1人でできるでしょ、って完全放置。このままだと一生ほっとかれて孤独死ですよ」とイヤミがありません。「これがスッピンですけど」としれっとしている真顔や、照れて固まっているいじらしい伏し目、ぎょっとする顔など、ふとした表情が豊かなのです。

 センター長おすすめのチロリアンハットとストールで初めておしゃれして、鏡に映った自分に「わあ…」と見入る顔のうれしそうなこと。見ているこちらも1歩踏み出せそうな感動シーンで、今期の助演女優賞ものでした。

 振り返れば、PRイベントもフレッシュな魅力がありました。約2000人が集まった池袋サンシャインシティ噴水広場で行われたのですが、この手のドラマイベントも初めて。役柄の説明がまとまらず、水川さんから「そんな役だったっけ」と爆笑されたり、あせるほど話がまじめになって会場がざわざわしたり。持ちネタの「35億」のフリに反応できず「忘れてたー!」と頭を抱えたり。それでも、お笑いタレントの習性で、3階の通行人にまで目を配って盛り上げたり、取材陣のリクエストに応えてポーズをとったりと全力投球で、臨機応変なプロの仕事を発揮していました。

 お笑いではキャリアウーマン、ドラマでは地味ウーマン。しばらくお得感を楽しみたいと思います。

【梅田恵子】(B面★梅ちゃんねる/ニッカンスポーツ・コム芸能記者コラム)

最終更新:4/17(月) 21:27

日刊スポーツ