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中之島・フェスティバルシティが街開き レストラン街で早くも行列

4/18(火) 11:47配信

THE PAGE

中之島・フェスティバルシティが街開き レストラン街で早くも行列 撮影:岡村雅之

 高さ200メートルのツインタワーで構成されたフェスティバルシティ(大阪市北区)が17日、街開きし、中之島の新たなランドマークとして第一歩を踏み出した。朝日新聞社などが中之島再生へ向け、10年越しのプロジェクトを進めてきた。開業早々から地下レストラン街で長い行列ができるなど、幸先の良いスタートとなった。

【拡大写真と別の動画】フェスティバルシティ街開きへ 大阪・中之島のツインタワー完成

昼間人口1万2000人の新しいまちへ

 街開き記念式典で、曽根宏司朝日新聞社大阪中之島プロジェクト室長があいさつし、「計画発表の2007年以来、社運をかけた大プロジェクトだった。メディア企業としてまちを盛り上げ、クリエイティブが生まれるまちを目指して、情報発信していきたい」と話した。

 ビルを運営する朝日ビルディングの阿部圭介社長は、中之島の地形がパリの中心街シテ島に似ていると指摘したうえで、「パリの中心街が持つ上質さも、中之島で生み出したい。中之島スタイルともいえる上質で大人っぽいまちづくりに取り組んでいく」と、抱負を語った。

 フェスティバルシティは先行開業していた中之島フェスティバルタワー(東棟)と、新たに完成した中之島フェスティバルタワー・ウエスト(西棟)のツインタワーで構成。昼間人口は1万2000人で、経済・文化の拠点として創造的な発信をできるエリアを目指す。

 中之島フェスティバルタワー・ウエストは地上41階、地下4階。地階でつながるツインタワーの2階から地下1階が商業施設「フェスティバルプラザ」で、両タワー含めて49店舗が17日全面オープンした。6階から31階はオフィスフロアで、順次入居が進む。33階から40階では、高級ホテル「コンラッド大阪」が6月9日開業予定。4階には来春、中之島香雪美術館が開館する。

レストラン街は開店早々からにぎわう

 式典が終わると、待ちわびた人たちが続々と館内へ。地下レストラン街は開店早々からにぎわった。中でも「ラーメン而今(じこん)」は朝早くから長い行列ができた。並んでいた東大阪市在住の40代女性は「職場も東大阪なので、これまで中之島には用事がなければこなかった」という。「いい感じのビルができたので、これからは中之島へも足を伸ばしそうかしら」と話していた。

 中之島は江戸期、商都大坂の中心地だった。各藩の蔵屋敷が立ち並び、海路運ばれてきた米などの販売収入で藩財政を支えていた。大分・中津藩の蔵屋敷で生まれた福沢諭吉が長じて北浜の適塾で学び、明治維新の立役者のひとりになる。今は中之島再生の一環として、堂島川右岸に旧中津藩蔵屋敷跡と福沢生誕の地の顕彰碑が並び立つ。

 堂島川左岸では国立国際美術館の隣接地に、大阪市の長年の懸案だった大阪新美術館(仮称)の建設が決定。フェスティバルシティ開業から新美術館開館へとつながれば、中之島再生へ弾みがつきそうだ。詳しくはフェスティバルプラザなどの公式サイトで。
(文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)

最終更新:4/19(水) 5:35
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