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友好こいのぼり悠々 日本・デンマーク国交150年

茨城新聞クロスアイ 4/18(火) 4:00配信

日本とデンマークの国交150周年を記念し、同国首都コペンハーゲンで29、30の両日、行方市のグラフィックデザイナー、藤代範雄さんがこいのぼりをテーマにしたアートイベントを開く。第一線で活躍する日本人デザイナー41人が賛同、思い思いに描いたこいのぼりを出品する。「人魚姫」などアンデルセン童話を生んだ同国の空を、友好のこいのぼりで彩りたいと準備を急いでいる。


「世界中の子どもたちが健やかに。戦争のない世の中に」-。藤代さんは平和への願いを込め、同イベントを企画した。コペンハーゲンの「人魚姫の像」の近くにある広場にロープを張り、色とりどりのこいのぼりを泳がせる計画だ。

藤代さんの呼び掛けに永井一史さん、松永真さん、渋谷克彦さんといった日本を代表するグラフィックデザイナーら41人が賛同。手のひらで花を表したり、星をちりばめたり、「平和」や「子どもの成長」を表現した。

藤代さんは、こいのぼりをテーマにしたイベントを昨年4月、東京・六本木の東京ミッドタウンでも開いている。今回は現地の子どもたち向けに真っ白なこいのぼりを150匹用意し、クレヨンなどを使って自由に模様を描いてもらう体験会を予定する。

こいのぼりにこだわった理由について、藤代さんは「テロや戦争が世界中のあちこちでくすぶる現代。明るい気持ちで空を見上げてほしい」と語る。「童話で世界中の子どもを笑顔にするアンデルセンと、健やかな子の成長を願う日本の伝統文化のこいのぼりは共通する。国の枠を越え、子どもたちに喜んでほしい」と笑顔で話す。

こいのぼりイベントは、日本文化を紹介する「コペンハーゲン桜祭り」の一環として行う。藤代さんは、2001年に国立デンマークポスター美術館で能楽をモチーフにした個展を開いたほか、09年にオープンした同館新館の開館記念ポスターを制作するなど親交が深い。今回、日本とデンマークの国交150周年の記念ポスターと記念誌の表紙デザインも担当した。

こいのぼりをテーマにしたイベントは、21日から5月7日の間、東京ミッドタウンでも開く。藤代さんら多くのデザイナーが制作した作品が泳ぐ。藤代さんは「コペンハーゲンと東京で同時に友好のこいのぼりを悠々と泳がせたい」と楽しみにしている。 (三次豪)

茨城新聞社

最終更新:4/18(火) 4:04

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