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GWの海外旅行予定者 北朝鮮情勢に不安広がる

神戸新聞NEXT 4/18(火) 11:00配信

 4月下旬から始まるゴールデンウイーク(GW)を前に、兵庫県内でも旅行商戦が活発化している。ただ、北朝鮮情勢の緊迫化を受けて、韓国への渡航予定者らには警戒感も広がる。今のところツアーなどのキャンセルも少なく、各旅行会社に目立った影響はないが、旅行予定者らは今後の国際情勢に気をもんでいる。

 今年は平日2日間を挟むと最長9連休となることもあり、特に海外旅行が好調のようだ。JTB(東京)によると、GWの全国的な旅行動向見通しでは、旅行者数は前年比1・7%減の2360万人。国内は1・8%減の2300万人、海外は1・2%増の59万5千人とみている。

 旅行会社がやきもきしているのが朝鮮半島の情勢だ。核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に米国トランプ政権が圧力を強めている事態を受け、外務省は11日、韓国への渡航予定者に注意を呼び掛ける「スポット情報」を発表した。

 直後、神戸市内のある旅行会社に安全を確認する問い合わせが相次いだ。担当者は「キャンセルする人はいなかったものの『ツアーは催行されるのか』『現地は安全か』と心配する電話が数件あった」と明かす。

 JTB西日本(大阪市)は「大きな影響はない」とする。同社は5月3、4日に大阪発ソウル行きのチャーター直行便によるツアーを企画するが、キャンセルは出ていないという。海外への渡航予定者には、外務省が行う安全情報配信サービス「たびレジ」に登録するよう呼び掛けている。

 5月上旬に韓国に旅行予定の会社員、村瀬奈帆さん(40)=宝塚市=は連日、外務省のホームページや関連ニュースに目を通す。韓国旅行は今回で4度目だが「こんなに不安定な国際情勢の中で渡韓するのは初めて。楽しみにしていたので、キャンセルはしたくない」と不安げに語った。

 外務省担当者は「スポット情報は韓国以外の国や地域にも出ている。引き続き情報発信に力を入れていく」としている。(末永陽子)

最終更新:4/18(火) 12:11

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