ここから本文です

阪神・金本監督“怒りの鼓舞” コイ3連戦勝ち越しに一役、猛抗議のち決勝点

夕刊フジ 4/18(火) 16:56配信

 阪神・金本知憲監督(49)の“怒りの猛抗議”がチームの士気を鼓舞し、ペナントレースの展開を左右する貴重な勝利を呼び込んだ。

 16日の広島戦(甲子園)。同点で迎えた8回、先頭の新人・糸原=JX-ENEOS=が二塁ベース付近に放った打球を、二塁手・菊池が捕り素早く送球。糸原は一塁にヘッドスライディングをするも、判定はアウト。これに金本監督は鬼の形相でグラウンドに姿を見せ、審判に詰め寄った。口元の動きからすると、「ちゃんと見てんのか!!」と読み取れた。

 結局判定は覆らなかったが、続く高山がこの日チーム3本目となる中前打で出塁。その後、原口の勝ち越し打に繋がった。金本監督は「(糸原の二ゴロは)セーフに見えたし」と強調したが、結果的には2戦連続てこずった相手先発・九里に黒星をつけた。

 指揮官は試合前から、この一戦に賭けていた。昨季リーグ覇者の広島とは、敵地での今季開幕3連戦で対戦し1勝2敗。甲子園に舞台を移してのこの3連戦は、14日の初戦で広島の連勝を「10」で止めたが、翌日は一転1-7と大敗を喫した。仮にこの日も負けて2カード連続負け越しとなれば、昨季7勝18敗と完全に“カモ”にされた相手に、またぞろ苦手意識が芽生えるところだ。

 金本監督は「今日負けると(広島に)去年と同じように思われる。(この1戦は)チームがどうなるか(を占う)と思っていた」と執念を燃やしていたのだ。

 ある球団フロントはこの3連戦が始まる前、広島の破竹の勢いからみて「正直3タテを食らうことも覚悟していた」と漏らす。別の球団関係者は「苦しい場面で監督が自ら動けば、選手も意気に感じる。タイミングが非常に重要になるが、今後もこのパターンで闘争心に火をつける効果はある」とみる。“怒りの鼓舞”が苦手広島撃破に一役買った。 (山戸英州)

最終更新:4/18(火) 16:56

夕刊フジ