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「因幡のしろうさぎ」熱演 奈良・多神社に朗読音楽劇を奉納

産経新聞 4/18(火) 7:55配信

 古事記を編纂(へんさん)した太安万侶(おおのやすまろ)ゆかりの多(おお)神社(田原本町)で奈良市在住の作家、寮(りょう)美千子さんの脚本・演出による朗読音楽劇「因幡のしろうさぎ」が奉納上演された。寮さんの朗読音楽劇奉納は今回で5回目で、奉納を機に結成された奈良市のメンバーらが熱演した。

 寮さんの朗読音楽劇は、これまでの「八岐大蛇(やまたのおろち)」「八咫烏(やたがらす)」「黄泉(よみ)返り」「天の岩戸」に続く5作目で、今回は「因幡のしろうさぎ」。平成25年4月の初奉納を機に結成された芸能ユニット「勾玉(まがたま)天龍座」(奈良市)のメンバーらが演じた。

 出演したメンバーは、神話の世界をイメージした古代風の衣装で登場。ウサギがワニをだまして海を渡るシーンや、オオナムチが皮をはがれて泣いているウサギを助ける場面を情感豊かな歌や踊りで演じ、集まった観客から大きな拍手がおくられた。

 天理市の主婦、青井三保子さん(75)は「初めて見に来ましたが、歌や踊りで物語も分かりやすく、面白かったです」。寮さんは「古事記ゆかりの神社で新作が披露できるのはありがたい。今年は子供でも楽しんでもらえる構成にした。オオナムチの優しさが劇を通じて伝わってくれれば」と話していた。

最終更新:4/18(火) 7:55

産経新聞