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巨人にくすぶる不信感 “弱竜”相手なら勝てるけど…火の車のブルペン事情、場当たり運用に批判も

夕刊フジ 4/18(火) 16:56配信

 巨人はブルペンの台所事情の厳しさから、チーム内に不信感がくすぶり始める中、変則日程と“眠れる竜”に救われた。

 16日・中日戦(ナゴヤドーム)は2-0と今季初の無失点勝利を収めたが、継投リレーは冷や冷やの綱渡りだった。

 無失点の好投を見せていた先発大竹が、1点リードの7回2死から安打を許すと、まだ球数は83球ながら高橋監督は「後ろにも投手はいるから」と早めの継投に入った。

 だが指揮官が頼りにする救援陣は軒並み、相変わらず不安を露呈。2番手の山口鉄は制球が定まらず2死満塁とピンチを広げ、さらにフルカウントの窮地に立ったが何とか事なきを得た。8回はソフトバンクからFAで新加入の森福が登板。この日も課題の右打者に安打されて降板した。4番手の宮国もいきなり四球を与えるなどさえず、2死一、三塁のピンチを招いて交代。前倒しで抑えのカミネロを投入し、回またぎで逃げ切った。

 ここまで8勝のうち5勝が中日戦。この日も得点圏打率1割台の相手打線の勝負弱さに助けられた感は否めない。各球団との対戦が一巡する前に、本拠地での開幕カードで3タテを食らわせた中日と再戦になった変則日程が幸いした格好だ。

 それでも開幕5連勝から一転、連敗街道に入って以来、チーム内ではブルペンに厳しい視線が注がれている。「森福はFAで来たから、何としても使わないといけないのか」と球団フロントの意向を“忖度”する声や、「1軍のブルペンが苦しいのに、なぜ2軍に中継ぎを準備させず、先発をやっていた宮国や高木勇を呼ぶのか」という場当たり的な運用への批判も。昨秋から先発で調整してきた宮国は、今季2軍で無失点と好調だったが、1軍に緊急招集されるとコマ不足の中継ぎに回され、防御率4・50と精彩を欠いている。

 火の車のブルペンが落ち着き、中日以外にもきっちり勝たないと、巨人は安定飛行に入れない。

最終更新:4/18(火) 16:56

夕刊フジ