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発掘費、口約束で分割払い 静岡、監査委員が指摘

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/18(火) 9:02配信

 静岡市が委託を受けた発掘調査の事業費の返済が口約束で分割払いになっていたことが17日、市監査委員の定期監査報告で分かった。発掘調査の依頼主は2000年から返済を続けているが、16年未の未収残金は約1200万円。現状の返済額のままだと、完済は12年後の29年になるという。

 市によると、発掘調査は合併前の旧静岡市が1996年度、駿河区北丸子の宗小路古墳群で実施。古墳群のある土地に特別養護老人ホームを建設する計画だった事業主から、文化財保護法に基づき、依頼を受けた。

 調査終了後、市が事業主に事業費約2600万円を請求したが、特養の建設計画が頓挫し、事業主の資金繰りが行き詰まったという。その後、市教委社会教育課(現市文化財課)の担当者と事業主が口頭で月5万円の分割払いを約束。2000年から返済が始まり、04年からは月8万円に増額した。

 市監査委員は「支払いも続いているし、悪質性もない」としつつ、地方自治法に基づく支払い延長の手続きをしていないことや、支払い遅滞に伴う損害賠償金について相手方に請求していないことを問題視し、監査で改善を求めた。

 市文化財課の担当者は「相手方の経済事情や状況などを聴取し、できるだけ返済期間を短くしたい。年度内に書面化する」としている。

静岡新聞社

最終更新:4/18(火) 9:02

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS