ここから本文です

iモードケータイの「代用」になる? VoLTE対応spモードケータイを試す(テンキー操作・電話編)

ITmedia Mobile 4/18(火) 7:40配信

 NTTドコモが2016年11月2日、iモードに対応する携帯電話(以下「iモードケータイ」)の出荷を2016年内に終了する予定だと発表したことを覚えているだろうか?

【耳当たりも良好】

 実際には「予定より少し遅れた」(同社広報部)が、同社のiモードケータイは「らくらくホン」を除いて出荷を終了しており、店頭在庫がなくなり次第販売は終了となる。

 一方で、世の中のスマートフォンシフトを受けて、iモードケータイで使えるコンテンツサービスも徐々に減ってきている。SNSやコミュニケーションツールもスマホで使うことを前提に作られており、iモードケータイでは情報のやりとりに困難をきたすこともある。

 そんな中、同社がiモードケータイからの「乗り換え先」として推奨しているのが、スマホと同じ「spモード」に対応する携帯電話(以下「spモードケータイ」)だ。2016年冬モデルでは、VoLTE対応機種として、シャープ製の「AQUOS ケータイ SH-01J」とパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-smart ケータイ P-01J」が新たに登場した。

 iモードケータイからの乗り換え先として、VoLTE対応spモードケータイは「十分」なのだろうか? これから数回にわたって検証する。今回は、基本操作と電話機能をチェックしていこう。

●テンキー操作:iモードケータイとほぼ同じ感覚でOK

 「確実に操作感を得られる方が良い」「スマホのタッチパネル操作に慣れることができない」など、理由はさまざまだが、iモードケータイユーザーがスマホに移行したがらない理由の1つとして、テンキーの存在がある。

 SH-01JとP-01Jのテンキーは、従来のiモードケータイとほぼ同じ配列となっている。キーに割り当てられている機能もほぼ同じだ。

 両機種とも、テンキーの下にショートカットキーを3つ備えており、それぞれに好きなアプリや機能を割り当てて起動できるほか、特定の連絡先を登録して短縮ボタンのように使う事もできる。P-01Jは「マルチワンタッチ機能」という名称でそれぞれのキーに1つずつ役割を与えられる。SH-01Jは「クイック起動キー」という名称で、キーの短押し・長押しを使い分けて最大で6つのアクションを登録できる。

 メニューキーを押すと出るメインメニューの構成も、基本的にはiモードケータイのそれを踏襲している。テンキーショートカットもしっかり使える。特にP-01Jでは、メニューの第1階層以降もテンキー操作できる機能が多い。

 なお、SH-01Jでは通常のメインメニューの他に「シンプルメニュー」を、P-01Jでは通常のメインメニューに加えて2つのメインメニューの表示パターンを用意している。好みに合わせて選ぶと良いだろう。

 iモードケータイといえば、一部を除いて複数機能を同時に起動できる「マルチタスク」に対応していた。ベースがAndroidスマホということもあり、SH-01JとP-01Jもマルチタスクに対応している。

 SH-01Jの場合、端末を開いた状態で側面のマナーキーを押すとタスク(アプリの履歴)画面が表示される。この画面でメールキーを押すと、好きなアプリをテンキーショートカットですぐ起動できる「お気に入り」を表示できる。

 P-01Jの場合、端末を開いた状態で側面のマナーキーを1秒以上長押しするとタスク画面が表示される。SH-01Jと比べると、P-01Jの方がiモードケータイのタスク画面に近い見た目だ。なお、マナーキーを短く押した場合は端末の各種機能のオン・オフなどを行える「ショートカット」が表示される。これも非常に便利だ。

●電話:VoLTE対応でより高音質に

 「通話時の耳当たりが良いのでiモードケータイから離れられない」という声も時折耳にする。その点、SH-01JとP-01Jは従来のiモードケータイと同じサイズ感なので、耳当たりの面で違和感はあまりない。両機種ともにワンプッシュオープンが付いているので、気持ち良く電話を開いて、サッと受話ボタンを押して電話に出られる。

 電話の発着信機能(ダイヤラー)は、両機種ともにドコモがAndroidスマホ用に開発したものがベースだが、iモードケータイと同じように操作できるようにアレンジされている。電話の操作面でも、iモードケータイからの違和感はそれほどない。

 それでいて、両機種はVoLTEに対応している。ドコモ回線のVoLTE対応機種同士で通話をすると、従来よりも高音質な「HD通話」が可能だ。さらに高音質な「HD+通話」には対応しないが、それでも従来のFOMA(W-CDMA)での通話よりも音声が明瞭に聞き取れるようになる。これだけのために買い換えても良いと感じるほどだ。

 電話面では、番号非通知あるいは未知の番号からの着信時に相手が名乗ってから電話に出られる機能にも注目だ。P-01Jでは「あんしん応答メッセージ」、SH-01Jでは「代理応答」(※)という機能名となっており、着信画面からワンタッチで有効にできる。

 名乗りを受けてから電話に出た後に「通話相手、あやしいなぁ……」と思うこともあるだろう。しかし、あんしん応答メッセージや代理応答を使って出た通話については、自動的に録音されるようになっている。不安な時に、再度聞き直して、ちゃんとした相手だったかどうか再確認できるというわけだ。

※ SH-01Jで「代理応答」を使う場合は、4月12日付けで再公開された機能バージョンアップを適用する必要があります

 少なくとも、VoLTE対応spモードケータイの普段使いの操作や電話機能は、iモードケータイと同等かそれ以上の使い勝手であることが分かった。

 次回は、メールやWebブラウズについてチェックしつつ、spモードケータイならではの機能について見ていこう。

最終更新:4/18(火) 10:57

ITmedia Mobile