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ボストン3位 鮮烈デビューの大迫は男子マラソンを救うか

日刊ゲンダイDIGITAL 4/18(火) 12:11配信

 かつての箱根駅伝のスターが鮮烈デビューである。

 世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」の第121回ボストン・マラソン(米国・マサチューセッツ州)は17日(日本時間18日未明)に行われ、男子は初マラソンの大迫傑(25)が2時間10分28秒で3位に。同大会の日本男子では、1987年大会を制した瀬古利彦(現日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)以来、30年ぶりの表彰台に立った。

 マラソンデビュー戦だった大迫は、優勝したキルイらアフリカの有力ランナーを相手に引けを取らない走りを披露した。序盤から、アフリカ勢を中心とする先頭集団に食らいついた。30キロすぎに後れを取りながらも、34キロ手前で先頭争いから脱落した選手をかわして3番手に浮上。終盤はペースを上げて、3位でゴールした。

■東京五輪の有力候補に浮上

 佐久長聖高(長野)から早大に進学。箱根駅伝では1区で2年連続区間賞を受賞するなど、エースとして早大を牽引した。大学卒業後、一度は実業団の日清食品グループに進んだが、15年3月に退社。現在はマラソンランナーとしてのレベルアップを図るため、スポーツ用品メーカーのナイキが運営する「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」に所属し、プロランナーとして世界のトップ選手に交じって実力を磨いている。

 5000メートルの日本記録(13分8秒40)保持者でもある大迫は昨夏のリオ五輪で、5000メートルと1万メートルに出場。5000メートルは28位、1万メートルは17位とトラック2種目では振るわなかったが、ビッグレースで結果を残したことで一躍、2020年東京五輪の有力候補に浮上した。

 日本の男子マラソンは長らく低迷が続き、五輪でのメダル獲得は92年バルセロナ大会での森下広一の銀が最後だ。大迫は日本男子マラソン界の救世主になれるか。

▽大迫の話「初マラソンで緊張していたが、自分の走りをしようと思った。今まで経験したことがないぐらいハードだった。いい結果が出たので次につながると思う」

最終更新:4/18(火) 12:11

日刊ゲンダイDIGITAL