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<ヘアドネーション>がんの子を笑顔に 埼玉・深谷の美容室

毎日新聞 4/18(火) 11:08配信

 病気などで頭髪を失った子どもたちにウイッグ(かつら)を贈るヘアドネーション(髪の寄付)活動に取り組む埼玉県深谷市の美容室運営会社が、小児がんを支援する4月25日の「ゴールドリボンデー」に合わせ、通常3000円のヘアドネーションカットを1000円で行うキャンペーンを企画した。売上金は全て小児がんの支援団体に寄付するといい、担当者は「一人でも多くの子どもに笑顔になってもらえれば」と話している。

 ヘアドネーションは小児がんや脱毛症などで頭髪を失った子どもに、寄付してもらった髪の毛で作ったウイッグを贈る活動。1990年代に米国で広まったとされる。国内ではNPO法人「ジャパン・ヘア・ドネーション・アンド・チャリティー(JHDAC)」が2009年に始め、全国の美容室などに広まった。

 深谷市を中心に美容室などを運営する「ケイズカーサ」は今年1月から活動に参加し、これまでに12人が髪を寄付した。担当の斉藤弘樹さん(41)は小中学校の同級生を白血病で、中学ではラグビー部の後輩を骨肉腫でそれぞれ亡くすなど、小児がんの怖さを身近に感じていた。「自分も子を持つ親として何かできないかと考え、活動に加わることを提案した」と話す。

 この春、同社の美容室でカットを受けた深谷市立岡部中1年、強瀬舞花(こわせ・まいか)さん(12)は中学入学を機に胸の下あたりまで伸ばした髪を30センチ以上切って寄付した。強瀬さんは「米国で親友のために髪を寄付する活動をテレビで見て、いつかやってみたかった。受け取った子どもが喜んでくれれば」とほほ笑む。

 同社が運営するカプート上柴店(深谷市上柴町東4)と同熊谷店(熊谷市上之の花湯スパリゾート内に20日開店予定)では、ヘアドネーションカットを通常3000円(税別)で受け付けているが、24~28日はゴールドリボンウイークと位置づけ1000円(同)で実施する。寄付できる髪の長さは31センチ以上であることが条件。売上金は全て小児がん支援のNPO法人ゴールドリボン・ネットワークに寄付するという。

 来店前にメール連絡(info@1010‐64.com)が必要。問い合わせは同社(048・573・8731)。【三股智子】

最終更新:4/18(火) 11:08

毎日新聞