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<東京五輪>1963年公開の記録映画 81分の白黒ドラマ

毎日新聞 4/18(火) 11:22配信

 東京都国分寺市泉町2の都立多摩図書館は20日、記録映画「東京オリンピックへの道」の上映会を開く。1964年の東京五輪に合わせて製作した81分のモノクロ映像からは、当時の熱気がうかがえる。観覧は無料。同図書館の担当者は「多くの人に貴重な映像に触れてほしい」と話している。

 映画は東京五輪開幕に先立つ63年2月、東宝系の映画館で公開された。16ミリフィルムで撮影した3部構成で、第1部「オリンピック物語」はギリシャ・アテネの神殿群を映し、近代五輪の歴史を振り返る。第2部は日本と五輪とのかかわりを描く「オリンピックと日本人」。第3部の「聖火を迎える日のために」は、東京五輪を成功させようと呼びかける内容になっている。

 映画は当時のオリンピック東京大会組織委員会などが企画し、毎日新聞社が製作した。監修したのは牛原虚彦(きよひこ)監督。米ハリウッドで映画を学び、小津安二郎監督らとともに日本映画監督協会の設立にもかかわった実力派だった。

 このフィルムを収集したのは千代田区日比谷にあった都立図書館で、現在は都立多摩図書館が保管している。当時の製作側にもフィルムはなく、現存が確認されているのは都立多摩図書館所蔵の1本だけだという。

 2020年東京五輪・パラリンピックの機運を盛り上げようと、同図書館は5月10日までスポーツ関連雑誌を展示。これに合わせて「東京オリンピックへの道」も上映することにした。

 同図書館で16ミリフィルムの団体貸し出しを担当している高松早枝子課長代理は「フィルムは、良好な状態を保てている。ぜひ多くの人に見に来てほしい」と話している。

 会場は同図書館2階のセミナールーム。午後1時に開場し、午後2時から上映する。先着200人。問い合わせは同図書館(042・359・4020)。【黒川将光】

最終更新:4/18(火) 11:22

毎日新聞