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対北朝鮮「レッドライン」明言せず トランプ政権

朝日新聞デジタル 4/18(火) 10:36配信

 米ホワイトハウスのスパイサー報道官は17日の会見で、米国が北朝鮮に対して軍事行動に踏み切る基準となる「レッドライン(越えてはならない一線)」を明言しないことを明らかにした。その上で、トランプ大統領がシリアの空軍基地にミサイル攻撃した例を引き合いに出し、「適切な時には断固たる行動をとる」と強調した。

 トランプ政権は北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため、「最大限の圧力」をかけるとして軍事力行使も辞さない構えを示している。トランプ氏はこれまで、外国との交渉を有利にするため「手の内は見せない」と公言しており、北朝鮮のほか、経済的な後ろ盾になっている中国に対して揺さぶりをかける狙いがありそうだ。

 オバマ前大統領は、化学兵器の大規模使用を「レッドライン」だとシリアのアサド政権に警告したが、2013年に使用が指摘されても軍事行動に出なかった。これを念頭に、スパイサー氏は「シリアに関しては過去にレッドラインを設けても機能しなかった」と批判した。

 また、中国の習近平(シーチンピン)国家主席との首脳会談を受けて、中国が北朝鮮問題で「積極的な役割を演じており、政治的、経済的に圧力をかけていくだろう」と述べ、中国と協力していく考えを示した。(ワシントン=峯村健司)

朝日新聞社

最終更新:4/18(火) 11:12

朝日新聞デジタル