ここから本文です

大型3Dプリンタの次世代機種と高機能造形材料3種を発表

MONOist 4/18(火) 10:55配信

 ストラタシス・ジャパンは2017年4月4日、「Production」シリーズの3Dプリンタ「Fortus 900mc」の次世代機種と新たな高機能造形材料を発表した。新材料はFDM(熱溶融積層法)用の炭素繊維充填型「Nylon6」「Nylon12CF」と、PolyJet用材料のゴムライクシリーズ「Agilus30」の3種となる。

【その他の画像】

 Fortus 900mcの次世代機種は、機能プロトタイプや生産パーツ、治工具の作製など、金型を使用せず、3Dデータから直接製品を作るDDMに適したFDM方式を採用。新材料のNylon 6を使用することで、より強靭な製造工具や耐久性のある機能プロトタイプを作製できる。

 GrabCAD Printソフトウェアに対応し、リモートモニタリング/ジョブスケジューリング/レポートの機能を搭載。造形プロセスのコントロールを強化した。また、生産用3DプリンタへのCADファイルの直接アップロード、内部カメラ搭載による遠隔操作が可能なジョブモニタリング性能の向上、NRTL(アメリカ国家認証試験機関)による標準的な品質保証の追加など、生産性向上やコストの低減に貢献する。

 長時間の連続運転が可能で、ボックスの切り替え時間を最小限に抑える同社の大容量マテリアルボックス「Xtend 500」や、マテリアルの押し出し速度を上げるオプションのアクセラレーションキットを利用することで、短時間で大きいパーツの造形が可能になった。

 新材料のNylon 6は、FDM方式の熱可塑性プラスチックで、高い引張強度や衝撃強度が要求される機能的プロトタイプ、製造工具、製品パーツの製作に適している。FDM Nylon 12CFは、金属アプリケーションと置き換えが可能な高性能コンポジット材料で、高い剛性対重量比を持つ。チョップドファイバーの炭素繊維を35%含有し、自動車/航空宇宙/産業用製造分野における機能性テストの要件を満たす。ラピッドプロトタイピング、ツーリング、エンドユースパーツなどの造形に適している。

 また、Agilus30は、高い柔軟性と引裂抵抗を備えたゴムライクの造形材料だ。オーバーモールド、リビングヒンジ、ホース、シーリング、ガスケット、ノブ、ハンドルなどの柔軟性の高いパーツやプロトタイプの造形に適しており、高精度で細かいディテールのモデリングを可能にする。さらに、サポート材「SUP706」を使用することで、造形後に3Dプリントしたモデルをクリーニングする時間と工数を削減できる。

最終更新:4/18(火) 10:55

MONOist