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トヨタレンタリース山梨がハイブリッド車寄贈 富士山麓「ロード・キル」削減後押し

産経新聞 4/18(火) 7:55配信

 トヨタレンタリース山梨(甲府市徳行)は17日、富士山観光などの情報提供ショップ「富士山アウトドアミュージアム」(富士河口湖町船津)にハイブリッド車「アクア」1台を寄贈した。富士山麓で野生動物の交通事故死「ロード・キル」の実態調査を行う舟津宏昭代表(43)を支援する。同社が環境保護活動などを対象に車両を寄贈するのは初めて。

 同社は富士河口湖町や山中湖村などに営業所を持ち、平成25年の富士山の世界文化遺産登録後にレンタカー利用者が増加。野生動物の飛び出しを知らない利用者も多く、衝突事故の急増を問題視してきた。

 舟津さんは26年5月末から、富士山周辺の国道など約130キロメートルを週に2回周回し、ロード・キルの実態を調査。店頭に発生場所を示した地図を置き、周知を図るほか、大学などの調査機関や自治体に情報提供してきた。

 3月末までの約3年間に確認された野生動物の犠牲は、ニホンジカ95▽タヌキ56▽鳥類39▽爬虫類33▽野ウサギ26-など430件。今後はカーナビゲーションのシステムに「動物飛び出し」の注意喚起を加えるよう、メーカーなどに働きかけていく方針だ。

 舟津さんは「燃料代に悩まされてきた。燃費の良い車両の寄贈はとてもありがたい」と笑顔で語った。「車両にはロゴが入り、環境保護活動の周知も兼ねる。ロード・キルをより多くの人に伝え、1件でも減らしたい」としている。

最終更新:4/18(火) 7:55

産経新聞