ここから本文です

<東京五輪>マラソン選考、2人目記録優先 意識高める狙い

毎日新聞 4/18(火) 19:28配信

 日本陸上競技連盟は18日、2020年東京五輪のマラソン代表選考方法を発表した。国内主要大会などが予選となり、成績を残した選手が決勝の代表選考会に進む2段階方式として透明化した。決勝で上位2人が自動的に代表に内定する案を検討してきたが、高いハードルで選手の意識を高めるため、優勝者に次ぐ2人目は日本陸連が設けたハイレベルの記録を持つ選手を優先的に選ぶことにした。

 日本陸連は、今年度から2年間開かれる一連の「予選」をマラソングランドチャンピオン(MGC)シリーズ、「決勝」となる代表選考会をMGCレースとの仮称を付けた。

 MGCレースで、優勝した選手が最初に代表に決まる。次いで、2、3位のうち、男子は2時間5分30秒、女子は2時間21分を今年8月から19年4月末までの大会で突破している選手を選ぶ。2、3位とも記録に達していない場合は、2位の選手が内定する。

 この設定記録は男子の場合は日本記録(2時間6分16秒)より46秒速く、女子も2時間21分以内は、世界大会で活躍した野口みずき、渋井陽子、高橋尚子が1回ずつ記録しただけ。日本陸連の河野匡ディレクターは「真剣に挑めば届くと思う。チャレンジする選手を望む」と話した。

 代表は男女各3枠。最後の1枠は、MGCレースの「再挑戦」で、19年秋~20年3月までの国内主要大会で日本陸連が設定する記録を破った選手を選ぶ。仮称はMGCファイナルチャレンジで、設定記録は19年5月に決める。記録達成者がいない場合、MGCレース3位以内の選手が繰り上げで代表入りする。

 MGCシリーズは、今年8月の北海道マラソンを皮切りに始まる。日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「今年から20年を目指し、試合、トレーニングをやらなければ間に合わない。選手がやる気になってほしい」と話した。【小林悠太】

◇東京五輪マラソン代表選考過程◇

【予選】MGCシリーズ(2017~18年度)

 男子 北海道、福岡国際、別府大分毎日、東京、びわ湖毎日

 女子 北海道、さいたま国際、大阪国際女子、名古屋ウィメンズ

【決勝】MGCレース(19年9月以降、場所未定)

【再挑戦】MGCファイナルチャレンジ(19年秋~20年3月)

 男子 福岡国際、東京、びわ湖毎日

 女子 さいたま国際、大阪国際女子、名古屋ウィメンズ

※MGCはマラソングランドチャンピオンの略

最終更新:4/18(火) 22:14

毎日新聞