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もんじゅ、模擬燃料の大半使えず 197体にさび、新たに製作へ

産経新聞 4/18(火) 7:55配信

 昨年末に廃炉が正式決定した高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)について、日本原子力研究開発機構は17日、原子力規制委員会の会合で、燃料取り出し作業に不可欠な模擬燃料計197体がさびて、そのままでは使用できなくなっていることを明らかにした。

 模擬燃料は計370体必要だが、原子力機構は210体しか保有しておらず、これまでも不足分を新規調達する必要が指摘されていた。しかし、保有分についても大半が使えない状態であることが判明した。

 もんじゅの燃料は互いに支え合う形で原子炉容器に入っており、燃料を抜く際は、模擬燃料を代わりに入れる必要がある。さびた模擬燃料は洗浄して使うことも考えられるが、原子力機構は「異物が混入する可能性がある」とリスクを説明。その上で、新燃料を製作するために調達していた材料が178体分はあるとして、「新たに製作した方が早いかもしれない」としている。

 原子力機構などはもんじゅの廃炉について、燃料取り出しだけでも5年半かかると説明している。

最終更新:4/18(火) 7:55

産経新聞