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<全国学テ>「苦手分野」改善確認の問題が23%占める

毎日新聞 4/18(火) 20:50配信

 ◇貧困問題受け 就学援助受給の児童・生徒数を尋ねる質問も

 小学6年と中学3年を対象にした今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日、実施された。過去4年のテストで正答率が低かった「苦手分野」の学習の改善状況を確認する問題が全体の23%を占めた。学校に対する質問紙調査では、子どもの貧困問題を受け、就学援助を受けている児童・生徒の数を尋ねる質問が初めて加わった。

 テストは国語と算数・数学の2教科で、それぞれ基礎知識を問うA問題と、応用力をみるB問題があった。小学校は5年、中学校は2年までに身につけるべき力を試した。

 苦手分野に関する出題は全142問中32問。具体的には、小学国語で登場人物の心情を読み解く問題や、中学数学で図形やグラフを読み解き、数値の求め方を式などを使って説明する記述式問題があった。

 学校に対する質問紙調査は、小学校111、中学校109の項目があり、就学援助などに関する4項目が新設された。児童・生徒への質問紙調査は、部活動の時間など6項目が加わった。今回は4年ぶりに一部の保護者に対して、家庭環境などについてのアンケートも5月に実施する。

 悪天候やインフルエンザなどの影響で北海道や静岡県など計183校が休校しテストを延期した。後日実施する。5月2日までに受ければ採点結果が提供されるが、全体集計からは除かれる。

 都道府県別、政令市別の採点結果は8月に公表される。「競争をあおる」との指摘を受け、今回から正答率の小数点以下を四捨五入し、整数のみを示す。

 文部科学省は今年度から、教育政策に役立てることなど一定の条件を付けて、希望する研究者や行政機関に結果を提供する。研究内容や必要性を個別に判断したうえで、学校ごとのデータも開示する。【伊澤拓也】

最終更新:4/19(水) 0:48

毎日新聞