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<中国主導会議>28カ国が参加 来月開催、首脳外交を展開

毎日新聞 4/18(火) 21:18配信

 【北京・河津啓介】中国の王毅外相は18日、5月14、15日に北京で開催する中国主導の経済圏「一帯一路」構想をテーマとした国際首脳会議に28カ国の首脳が参加すると発表した。期間中は、中国の習近平・国家主席がロシアのプーチン大統領やフィリピンのドゥテルテ大統領、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相らを迎えて首脳外交を展開し、シリアや北朝鮮、南シナ海の問題など国際社会の課題を協議するとみられる。

 中国は今秋に5年に1度の中国共産党大会がある重要な時期であり、習指導部は会議を国家の威信をかけた最重要の外交イベントと位置付けている。

 「一帯一路」は、習氏が2013年に提唱した。古代の交易路である海と陸のシルクロードにちなみ、中国から欧州へ至る地域を中心に、中国主導で電力や鉄道などのインフラを整備し、各国と経済連携を促進する世界規模の構想だ。中国にとって国際社会での影響力を高めるだけでなく、国内の鉄鋼などの生産過剰を国外市場で解消する狙いもある。

 王氏は18日の記者会見で「我々は一匹オオカミの英雄より、共に困難を乗り切る協力パートナーを求めている」と述べ、保護主義の動きをみせるトランプ米政権への対抗意識をのぞかせた。

 また、会議は首脳のほか、国連事務総長などの国際機関トップ、各国の閣僚や識者も参加し、経済問題を中心に議論する。首脳が出席する国は伝統的な中国の友好国が目立ち、日米の首脳は出席せず、主要7カ国(G7)からはイタリアのジェンティローニ首相のみ。王氏は、「一帯一路」への賛同を表明している英国からハモンド財務相、ドイツから閣僚級が出席することを特に明かし、西側諸国にも支持が広がっている点をアピールした。

最終更新:4/18(火) 22:21

毎日新聞