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選考前倒しで選手強化=陸連、低迷に危機感―東京五輪マラソン代表選考方針

時事通信 4/18(火) 20:15配信

 マラソン代表選考方法の変更で目立つのは、選考開始時期を東京五輪3年前の今夏からスタートするようにした点だ。日本陸連の河野匡・長距離・マラソンディレクターは「すべての競技者が早い段階から取り組む手だてを探った」と述べ、選考開始時期の大幅な前倒しで長期的な強化につながると説明した。

 背景には低迷が続く現状への危機感がある。昨年のリオデジャネイロ大会まで過去3度の五輪で、日本勢が8位以内に入ったのは2012年ロンドン大会で6位の中本健太郎(安川電機)だけ。最近は五輪が終わるとマラソンに出場する選手が減ってレベルが下がり、「(選考会のある)前の年だけ頑張ればいいというところがあった」(瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)という。その弊害をなくし、長い目で3年後の五輪で結果を出すため、19年の世界選手権を代表選考の対象から外す決断もした。

 予選に相当する大会から、一発勝負となるMGCレースまで、選手選考の経緯に注目が集まる効果もある。尾県貢専務理事は「(国民的な)盛り上がりが促されるのではないか」と期待した。 

最終更新:4/18(火) 20:20

時事通信