ここから本文です

スパイサー米大統領報道官、北朝鮮で「レッドライン引かず」 国務省高官は体制転換求めず

産経新聞 4/18(火) 9:16配信

 【ワシントン=加納宏幸】スパイサー米大統領報道官は17日の記者会見で、北朝鮮への武力行使に踏み切る「レッドライン(越えてはならない一線)」に関し、「トランプ大統領が引くことはない」と強調するとともに、「テーブルから選択肢を除かないことがより力強い一手となる」と述べた。北朝鮮の挑発を牽制する狙いとみられる。

 オバマ前大統領が、シリアのアサド政権による化学兵器使用を容認できない一線としながら2013年に武力行使を見送った判断を挙げ、スパイサー氏は「過去にレッドラインは機能しなかった」と語った。一方で「シリア攻撃により、トランプ大統領は適切な時に断固とした行動を取ることを示した」と強調した。

 スパイサー氏はその上でで「中国が政治的、経済的により積極的な役割を果たし、北朝鮮に圧力をかけ続けることになる」と述べ、当面は中国の影響力を見守る考えを示した。

 ソーントン国務次官補代行は17日の電話記者会見で、ティラーソン国務長官が15日の中国外交トップ、楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)国務委員との電話会談で、国連安全保障理事会決議に基づく北朝鮮への制裁の厳格な実施など圧力強化を通じて、朝鮮半島の非核化を目指すことを確認したと明らかにした。

 ソーントン氏は同盟国や中国との協力で「北朝鮮に最大限の圧力をかける」と強調。一方で「紛争や(金正恩朝鮮労働党委員長の)体制転換は求めていない」とも述べた。

最終更新:4/18(火) 9:16

産経新聞