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世耕弘成経産相がロス米商務長官と会談

産経新聞 4/18(火) 10:31配信

 世耕弘成経済産業相は18日、東京都内でロス米商務長官と会談した。トランプ米政権が問題視する対日貿易赤字や、日米2国間の通商協定などについて議論する見通しだ。同日午後開催の麻生太郎副総理兼財務相とペンス副大統領による日米経済対話とは別枠の会談と位置づけており、経済対話で貿易摩擦が争点になるのを避けたい思惑がある。

 世耕氏は会談の冒頭で、「日米経済対話を受け、われわれ2人で実務的な話をすることになる。スピーディーかつ行動志向に議論を進めたい」と述べた。

 ロス氏は、米国が離脱を宣言した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に代わる通商枠組みとして、日米など2国間協定の優先度が「非常に高い」と語っており、世耕氏に対し交渉入りを求める可能性がある。

 米側は交渉が始まれば、対日赤字の削減を狙い農業や自動車市場の開放を迫る恐れがある。日本側はTPPで譲歩した範囲を超える市場開放は受け入れない構えで、せめぎ合いになる。

 また、米側は東芝傘下で経営破綻した米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)について米国内の雇用維持や技術流出に懸念を示しており、議題になるか注目される。

 18日午後の経済対話では、「経済政策」「貿易・投資ルール」「インフラ・エネルギーなどの経済協力」の3本柱を協議する。米側の陣容が整わず個別分野には踏み込まない見通しだが、関係強化を確認する共同文書を取りまとめて今後の議論の基礎にする。

最終更新:4/18(火) 10:31

産経新聞