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過疎集落、素顔映す 「ここに居るさ」都内で上映

岐阜新聞Web 4/18(火) 8:21配信

◆宮崎監督、住民の生活ぶり解説
 岐阜県高山市高根町の過疎集落に住むお年寄りを追ったドキュメンタリー映画「ここに居(お)るさ」(創映舎)が17日、東京都内の映画館で上映された。県外での上映は初めてで、監督の宮崎政記さん(65)=同市三福寺町=は「父母や自分の老後など、見た人がそれぞれ感じたことを大切にしてほしい」と語り掛けた。
 映画は、厳しい冬の間だけお年寄りが集まって暮らす施設「のくとい館」での人々の様子や、農作業に汗を流す女性たちの姿、集落を離れた家族とのやり取りなどを長めのカットで緩やかに映す。
 過疎や厳冬、田畑の獣害などに直面しつつ、あるがままに受け入れる住民たち。上映後の舞台あいさつで、宮崎さんは「撮影前は過疎問題や高齢化問題で頭がいっぱいだった。ところが1年半付き合ってみて、当人たちにそんな問題の意識はない。ここで人生を全うしようという、ただそれだけだった」と振り返った。
 優れたドキュメンタリー映画を観る会(飯田光代代表)が主催。来月5日に東京都江戸川区平井の小松川区民館で上映されるほか、県内各地でも上映会の計画が進んでいる。

岐阜新聞社

最終更新:4/18(火) 10:20

岐阜新聞Web