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平均年齢70歳の役者らが演じる猫たち 殺処分テーマに上演

sippo 4/18(火) 11:40配信

 結成11年目を迎えるシニアのアマチュア劇団「かんじゅく座」が5月11日~14日、東京都中野区の「ザ・ポケット」で、演劇「ねこら!2017」を公演する。高齢の役者たちが猫を演じる、いわば「高齢者版キャッツ」だ。

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「ねこら!2017」は、タイトル通り猫にまつわる物語で、主役は隅田川河川敷に集う野良猫たちだ。飼い主による虐待や高齢化などで河川敷に逃れてきた猫たちが、不当な殺処分を恐れながら、身を寄せ合って暮らしている。だが意外な展開が……。

 かんじゅく座の劇団員の平均年齢は70歳で、最年長はなんと80歳。37人の演者がドラ組、ニャーゴ組、みゅう組(朗読)に分かれ、舞台で躍動するという。

 劇団の主宰者で、劇の企画・作・演出等を手がける鯨(くじら)エマさんに、話を聞いてみた。もちろん鯨さんは大の猫好きだ。

「この劇はいわば、高齢者版『キャッツ』。2012年に公演し好評を頂いた『ねこら!』の続編ですが、河川敷に住むノラ猫たちが、障害を持った子どもと仲良くなるなかで、猫の殺処分問題を考えます。ネタになったわが家の愛猫4匹も、保護猫。“理不尽に殺される動物たち”が早くいなくなることを願って書いた芝居ですので、一時間、ぜひ“目撃”してください」

――役者の方々の年齢が高いですが、稽古の様子は?

「みなさん、セリフ忘れもなんのその(笑)、毎日、稽古に励んでいますよ。歌あり、ダンスあり、涙も笑いもあり。猫メイクもばっちりです」

 劇では演者全員が猫耳をつけて、ヒゲをつけて、猫になりきる。人と動物の関係をあらためて考えるきっかけにもなりそうだ。

 中野のほか、5月28日に神奈川県青少年センター、6月2日に福岡県立ももち文化センターでも公演を予定している。

sippo(朝日新聞社)

最終更新:4/18(火) 11:40

sippo