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中国の3月粗鋼生産、月間最高の7200万トン

4/18(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 中国・国家統計局が17日に発表した同国の3月の経済統計によると、同月の粗鋼生産は前年同月比1・8%増の7200万トンとなり、昨年3月の7065万トンを超え月間最高を更新した。1日当たりの生産量も232万2千トンと、昨年6月の231万6千トンを上回り最高だった。

 中国では減税措置の縮小で自動車販売の増勢がやや鈍化しているものの「需要自体は堅調であることに変わりない」(日本の高炉メーカー営業幹部)とみられている。3月に入り中国鋼材市況が急落したのは国内供給が増え在庫調整に陥ったものと分析されていたが、統計上でも供給過多ぶりが示された格好だ。
 粗鋼以外の生産量は、銑鉄が6200万トン(前年同月比1・3%増)、鋼材は9676万トン(同0・7%減)。鋼材は1~2月の月次内訳が不明だが、昨年12月以来の前年割れだったものとみられる。
 1~3月累計の鉄鋼生産は、銑鉄が1億7564万トン(前年同期比0・1%増)、粗鋼が2億110万トン(4・6%増)、鋼材が2億6295万トン(2・1%増)だった。
自動車生産/SUV大幅増/乗用車は前年割れ
 鉄鋼以外の3月の経済統計では、自動車生産が269万5千台(前年同月比4・8%増)だった。
 1日当たりの生産台数は8万7千台で、旧正月(春節)休みが明けたことで1~2月平均からは9千台増えた。ただ減税措置の縮小前で駆け込み需要があった昨年11~12月の10万台際には及ばなかった。
 車種別ではSUVが23・7%増の89万4千台と高い伸びを続けているのに対し、乗用車は4・8%減の105万7千台と昨年5月以来の前年割れだった。日系は好調だが、他の自動車メーカーには減速感もあるようだ。
 コークス生産量は3764万トン(4・8%増)、発電量は5169億キロワット(7・2%増)、金属加工機械の生産台数は7万台(1・5%増)だった。
 1~3月累計では、自動車生産が732万6千台(前年同期比9・0%増)、コークス生産が1億705万トン(4・7%増)、発電量が1兆4587億キロワット(6・7%増)、金属加工機械の生産が19万台(3・4%増)。

最終更新:4/18(火) 6:02
鉄鋼新聞