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ホークス・デスパイネ 異例の休日返上 幕張で復活へ、古巣の“相棒”カーブマシン打ち込み

西日本スポーツ 4/18(火) 9:30配信

 幕張で上げる、復活の大花火-。福岡ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(30)が17日、異例の休日返上練習を行った。昨年まで3季本拠地として過ごしたZOZOマリンで打撃練習などして汗を流した。不振を極めていたが15日のオリックス戦では移籍後初アーチを放ち、上昇気流に乗り始めた“キューバの至宝”。勝手知ったる古巣でも一発を放ち、連敗中のチームを救う。

再編後のホークス6連戦先発ローテ表

 ユニホームは変われど、練習に臨む姿勢は変わらない。17日は休養日。各自の調整を進める先発陣に加え、室内練習場では今宮や福田、上林らがピックアップで打撃練習を行った。そこに、デスパイネも自主的に参加。体を休めることの多い助っ人の中で異例の行動だった。

 「ここのカーブマシンが打ちたい」。今季ここまで打率2割2分4厘、1本塁打、4打点。不振脱出を図る大砲は、昨季はロッテで指導を受けた立花打撃コーチにお願いし、実現した。通常のアーム式で投じる直球を打ち込む練習は10分間で切り上げたのに対し、ホイール式のカーブマシンは20分間も打ち込んだ。

 「今日は体を動かしたかった」。練習の意図を多く語ることはなかったが、緩い球を放ってくれるカーブマシンを打つ作業は、2014年途中に加入し、16年まで2シーズン余り過ごしたロッテ時代から行っていた。昨季は来日最多の24本塁打、92打点をたたき出した。“相棒”カーブマシンとのルーティンで好調時のスイングを思い起こさせようとしていたのかもしれない。15日のオリックス戦で移籍第1号を放ったが「確かに状態は上がってきているけど、もっと良くなる。そのための作業をする」と前を向いた。

 鹿児島で開催予定だった16日のオリックス戦は、雨が長引きグラウンドコンディション不良のため中止。空路で関東に入り、千葉市内の宿舎に到着したのは日付が変わる直前だった。疲労回復に専念するのではなく、バットを振って古巣ロッテとの対戦に備えた。

 立花コーチは「自分が何をやれば修正できるのか、それを十分分かっている。これからもっと良くなる」と心配ない様子。4連敗で気をもんでいる工藤監督も「(状態が)上がっている」とうなずいた。

 打撃練習後、隣接するZOZOマリンでは60メートル程度のキャッチボールも行い、笑顔を見せることもあった。体も気持ちも整ったはず。「練習して懐かしさを感じることはあったけど、そうも言っていられない。今はソフトバンクの一員。一生懸命やるだけ」と腕まくりだ。

 熱狂的な応援で知られるロッテファンが待ち受ける幕張。ブーイングは覚悟の上だ。「打席に入らないと、どんな気持ちになるか分からないね」。にぎやかな応援を静かにさせる一振りで、チームの連敗を止める。

西日本スポーツ

最終更新:4/18(火) 17:29

西日本スポーツ