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「光秀研究の決定版」 福知山市が出版

両丹日日新聞 4/18(火) 15:04配信

お城の再建30周年記念で

 世間的には「天下の謀反人」のイメージが強いものの、地元では名君として親しまれる戦国武将・明智光秀。その生涯と福知山との関わりを解説した書籍「明智光秀の生涯と丹波 福知山」を京都府福知山市が出版した。19日販売開始。

 昨年度に福知山城天守閣が再建30周年を迎えたことから、これを記念して出版することになった。戦国歴史研究第一人者の静岡大学名誉教授、小和田哲男さんが監修。小和田さんのほか、市文化・スポーツ振興課の八瀬正雄課長補佐ら歴史研究者が執筆した。

 明智光秀の生涯▽明智光秀と丹波、福知山▽本能寺の変・山崎の合戦▽教養人光秀と周辺の人々-の4章からなっており、市内在住の郷土史研究者らによるコラムもちりばめられている。

 ほとんど知られていない前半生をひもとくほか、織田信長の「天下布武」に光秀が果たした役割。功績の大半を占める丹波攻め。福知山築城と町づくりについても、具体的に詳しく解説している。

 また連歌師と交流し、茶の湯にも精通していたことなど、教養人・文化人としての素顔にも迫っており、なぜ本能寺の変を引き起こしたのかについて、さまざまな説が紹介されている。

 コラムでは、「続日本100名城」にも選ばれた福知山城の野面積(のづらづみ)の石垣について触れたり、御霊神社など光秀を祭る各地の神社・小祠(しょうし)を取り上げたりしている。

 A5判で全224ページ。1300部を作り、価格は1冊1千円(税抜き)。福知山城と市美術館、市役所会計窓口などで販売する。

 八瀬課長補佐は「最新の歴史研究に基づく、光秀研究の決定版とも言える内容に仕上がりました。市民のみなさんにも、光秀の功績を知っていただければ」と話している。

 書籍の問い合わせは、市文化・スポーツ振興課、電話0773(24)7033まで。

両丹日日新聞社

最終更新:4/18(火) 15:04

両丹日日新聞