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本当に危険なのはシステムそのもの。ハッキングされた156台の緊急サイレンが夜中に鳴り響く

ギズモード・ジャパン 4/18(火) 12:11配信

ウー! ウー! ウー!

緊急事態を知らせるサイレン。住民にとって、その音は恐ろしいながらも必要な存在です。が、危険を知らせるサイレンが、まさかハッキングされてしまうとは。テキサス州はダラスの街で起きたサイレンハッキング、156個ものサイレンが夜中に鳴り響きました。

こちらはRaja That!が公開した、実際の街のようすです。

ネタ元のThe New York Timesによりますと、サイレンが鳴ったのは、夜中の11時40分から日をまたいで午前1時20分までという最悪な時間帯。911番へ何千件もの問合せがあったといいますが、それもわかる話です。本当の緊急事態ではないとはわからない住民からしたら、夜中に鳴り響くサイレンは恐怖そのもの。

ダラス当局は、ハッキングするにはダラスの地域内から行なう必要があるとして、犯人は近くにいるはずだと発表。ダラスのMike Rawlings市長は、自身のFacebookページにて、「今回のことは、街のテクノロジーインフラをより良く安全なものにアップグレードすべきいい例の1つ」だとコメント。市長の意見は最もですが、そもそも、真夜中にサイレンがなるずっと前にシステムセキュリティのアップデートを行なっておくべきだったところ。

また米Gizmodoは、政治家にサイバーセキュリティの重要性をわかってもらうのは容易ではないとした上で、今回の事件を「ある意味ホワイトハッキング」だと評しています。そう考えると、自らの危険性をサイレン自身が大声で訴えたともとれるわけですね。確かに、街はある意味(サイバーセキュリティ的に)危険な状態にあったわけで…。

今回の事件をきっかけに、多くの自治体がシステムのセキュリティを見直してくれたらいいのですけれどね。

image: Christopher Dodge / Shutterstock.com
source: Raja That! - YouTube, The New York Times, Mayor Mike Rawlings - Facebook


reference: Reuters, Dallas News

Rhett Jones - Gizmodo US[原文]
(そうこ)

最終更新:4/19(水) 15:46

ギズモード・ジャパン