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【特集/欧州4大リーグ気鋭のアタッカー24人 1】個性豊かなセリエA 独自色で主役を勝ち取った猛者たち

4/18(火) 8:11配信

theWORLD(ザ・ワールド)

「リーグ戦は最も失点の少ないチームが優勝する」――。よくイタリアで聞くフレーズだ。実際にそういう側面もあるが、現在は「最も得点の多い3チームが3位までを独占」しており、もちろん攻撃も重要な要素である。セリエAでそれぞれ異なる破壊力を見せる3チーム。その中で、独自の色を放つアタッカーに焦点を当ててみよう。

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ナポリの攻撃出発点 引き立て役にもなれるメルテンス

まずはリーグトップの得点数を誇るナポリでチーム内得点王のドリース・メルテンスだ。ベルギー代表の同選手は、元々左サイドのインシーニェとポジションを争うウイングだった。だが、シーズン序盤にCFのミリクが負傷したことで、ゴールを奪うことが仕事になっている。

身長169cmのメルテンス。当然フィジカルや空中戦では分が悪い。そのため、コンバート当初はもちろん苦しんだ。だが、引いてパスを受ければ多少のプレッシャーがあっても正確に味方にパスをつなぐことができる。寄せが甘ければ、鋭いターンからシュートを狙うことも可能だ。メルテンスの動き出しを起点とした3人目、4人目の動きが相手を混乱させる。

中盤のハムシクは抜群のタイミングで飛び出していく。左サイドで待つインシーニェはキレのある動きで突破を図る。右サイドにはスペースをうかがうカジェホンがいる。左の個人技、右のスペースというナポリの攻撃パターンの終着点がCFだったが、メルテンスという出発点ができたことで破壊力が増した。

覚醒のジェコと万能なナインゴラン ローマを支える2枚看板

ローマといえば、イタリア2年目で爆発しているエディン・ジェコの活躍が光る。一番の変化は得点力だが、それを可能にしているのは彼を中心にチームが構成されているところだ。パスを受けて両サイドにさばき、リターンを受けてゴールにつなげる。昨季途中からローマ指揮官に復帰したスパレッティは、その能力がジェコにあることを信じ、夏から戦術の変更に取り組んできた。選手がその期待に応えた格好である。

さらに注目したいのがラジャ・ナインゴランだ。中盤の守備を締めるのが彼本来の姿だったが、今季はサラーと同じ2列目に置かれている。“ニンジャ”の愛称で知られる彼は驚異の運動量でどこにでも顔を出す。ジェコやウイングの選手が自由に攻撃できるのも、彼のフォローがあってこそだ。もちろん、攻撃でも貢献できるからこその2列目。ミドルレンジからのシュートは威力も正確さも申し分なく、ここまでサラーに次ぐ9点を決めている。ユース時代はトップ下だったというナインゴランは、本当にどこでもこなしてしまいそうだ。

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