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少女たちに「女性器切除」の手術 移民女性が証言 受け入れ難い因習

西日本新聞 4/18(火) 17:12配信

 欧米で高まる移民流入反対の声の背景にはテロを含めた治安悪化の懸念や「自国民の働く場を奪われる」という心配のほか、文化的摩擦への漠然とした不安がある。米司法省は先週、ミシガン州デトロイトの女性医師が12年にわたり6歳から8歳の少女たちに「女性器切除」の手術をしていたとして訴追した。

 米国では1996年に女性器切除は違法となったが、英BBCによると、2012年に米当局は「国内で少女ら50万人以上が何らかの形で女性器切除の被害に遭った、もしくはその危険がある」と報告しているそうだ。

 「少女たちは夏休みに母国を訪れると、女性器を切除され、生理が来ると強制的に結婚させられ、(夫に従属する)母親と同じように生きていく」。フランスでベストセラーとなった「切除されて」には、セネガルから来た移民女性が証言している。

 先進国で教育を受け表面的には現代的な生活をする子どもたちが、実は因習に縛られた人生を強いられている。個々の文化は大切にしたいが受け入れ難いものもある。

西日本新聞社

最終更新:4/18(火) 17:28

西日本新聞