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神戸市立博物館で、中世少年使節とイタリア美術展

Lmaga.jp 4/18(火) 12:00配信

神戸市立博物館(神戸市中央区)で4月22日から始まる『遥かなるルネサンス』展は、16世紀末の「天正遣欧少年使節」が訪れた当時のイタリア美術を紹介する展覧会です。この少年使節は、日本におけるキリスト教史で重要なのはもちろん、日本人が初めてヨーロッパ文化に接触した機会としても特別な意味を持ちます。

【写真】パオロ・ヴェロネーゼ《息子アンテロスをユピテルに示すヴィーナスとメルクリウス》 1560-65年 ウフィツィ美術館 © Gabinetto Fotografico delle Gallerie degli Uffizi/『遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア』@神戸市立博物館(神戸市中央区)、4月22日より

1582年、イエズス会の宣教師ヴァリニャーノの発案により、伊東マンショら4人の少年がイタリアに向かいました。1585年に同地に到着した彼らは、ローマで教皇グレゴリウス13世に謁見します。また彼らは、フィレンツェ、シエナ、ボローニャ、ヴェネツィア、ミラノ、ジェノヴァなどの諸都市を訪れ、非常な歓待を受けるとともに見聞を広めました。

本展では、使節訪問を記念したメダル(ローマ)、メディチ家の人々を描いた肖像画(フィレンツェ)、ガラス工芸や豊かな色彩の絵画(ヴェネツィア)など、当時の優れたイタリア美術を紹介します。なかでも、ブロンズィーノが描いた《ビア・デ・メディチの肖像》、ティントレットの工房で描かれ、2014年に奇跡的に再発見された《伊東マンショの肖像》は、本展の大きな見どころです。

文/小吹隆文(美術ライター)

最終更新:4/18(火) 12:00

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