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開山1300年、水の恵み絵本に 白山麓民話の会

4/18(火) 1:23配信

北國新聞社

 白山市一里野温泉の旅館女将(おかみ)らでつくる白山麓・民話の会は、地元の伝承を題材にした絵本「つたえたい白山」の第5巻を発行した。開山1300年の節目の年と重なった今回は白山の水の恵みにまつわる「桧(ひのき)神宮のお壺(つぼ)の水のお話」を取り上げ、外国人観光客が楽しめるよう新たに英語の翻訳も付けた。

 桧神宮は白山市尾添にある。お話は、修験者の食事係が桧神宮付近の谷でコメを研ぐと、大乘寺(金沢市)の井戸水が白く濁ったという逸話が基になっている。白山の水が遠く離れた場所にまで行き渡り、人々の食事や農業に恵みをもたらしていることを伝えている。

 B5判26ページで、イラストは北國新聞文化センターの講師を務める版画家の塚本彰さんが担当した。

 民話の会のメンバーは17日、白山市役所で山田憲昭市長と懇談し、保育所や小中学校に置く絵本61冊を寄贈した。山田市長は「民話の語り手がいなくなる前にまとめることが大切だ」と述べ、会の活動を支援していく考えを示した。

北國新聞社

最終更新:4/18(火) 1:23
北國新聞社