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【特集】人気がありすぎて…京都の桜スポットで大混乱

4/18(火) 15:24配信

毎日放送

今年も桜を求めて大勢の観光客が京都を訪れましたが、人が集中しすぎたこともあって30年近くにわたり続いていたあるイベントが中止に追い込まれました。人気スポットはいつも大混雑、このままでは旅の満足度が下がるのではと地元の人たちも頭を悩ませています。

春の京都に外国人観光客が急増

街中、いたるところが桜色に染まる春の京都。桜を求めて、国内だけでなく世界中から観光客が訪れます。

「桜を見に来たの、とても素晴らしいわ、美しいわ」(インドネシアからの観光客)
「とてもいいよ、とても美しいよ」(シンガポールからの観光客)

ここ数年、京都では外国人観光客が急増していて、特に桜の季節は秋の紅葉シーズンを上回り1年で最も混雑するのです。京都・東山区の祇園白川。河原町や南座からも近く、川べりには京都らしい伝統的な建物が並びます。約40本の桜の木があり、この時期は多くの観光客であふれ返ります。

「ハネムーンで来たんだ。本当の日本を見たければここに来ないとね!」(イギリスからの観光客)

人気ゆえの「憤懣」

京都屈指の人気スポットでは、人気ゆえの「憤懣」が起きていました。

「(桜が)盛りのときはもうそれはものすごい人でした。あまりにも目にあまることも起こるので、そういうときは声が上がり始めている」(料理旅館「白梅」女将 奥田朋子さん)

「春爛漫の京都祇園です。川沿いの道は車道なんですが、多くの人が道に出て写真を撮ったりしています」(松本陸記者リポート)

ベストショットを狙うには、道の真ん中だろうと関係ありません。川向こうの料亭に舞妓さんや芸妓さんの姿が見えると…あっという間に人だかりができました。どういう写真が撮れるのか?寝転って撮影する人の姿も。車が通ると危険です。

老舗料理旅館の「白梅」。旅館へと続く橋の入口には立ち入り禁止の柵があります。女将の奥田朋子さん。最近、私有地のこの橋に勝手に入り込んで撮影する人が増えたため、仕方なく柵を立てたといいます。

「これがないと橋の上に50人くらい乗ってしまって、安全対策のために立てています」(料理旅館「白梅」女将 奥田朋子さん)

しかし、その看板もむなしく…

「立ち入り禁止区域の橋に、高齢の女性が入ってしまいました。カメラを桜の木に向けているのでしょうか」(松本陸記者リポート)

柵を越えて撮影する人が後を絶ちません。そして、最近多いのが…2人だけの世界に浸るカップルの姿。結婚の記念にプロに撮影してもらう人たち。特に近年、外国人の姿が急増しています。

「何枚か結婚写真を撮ったんだ。桜のシーズンでとてもいいよ、グッドタイミングだった」(香港から来たカップル)

ジャンプする2人。しかしここは車道のど真ん中。車が進入してくると大変危険です。立入禁止になっているあの橋の上でも、白川と桜をバックに思い出の1枚を撮影します。中にはマナーを守らない人たちもいて、地元の人も頭を悩ませています。

「桜の枝を引っ張ったり、桜の枝を折ってお嫁さんに持たせて写真を撮る業者に注意した地元の人が反対に新郎の傘で殴られる事件が起きた。いろんな意味で町としてルールを作って『これに従ってください』と示す時期だと思っています」(料理旅館「白梅」女将 奥田朋子さん)

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最終更新:8/1(火) 16:36
毎日放送