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ロンドンからバンカー脱出促す「やぶ蛇」か-7月期限の緊急対応計画

Bloomberg 4/18(火) 13:16配信

英国の欧州連合(EU)離脱に伴う最悪のシナリオを想定し、詳細なプランを準備するよう監督当局が銀行に促すことで、ロンドンからの銀行業務流出に拍車が掛かるリスクが懸念されている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、イングランド銀行(英中央銀行)と欧州中央銀行(ECB)が本格的な緊急対応計画の立案を銀行に求めることによって、ロンドンから欧州大陸への業務移転が加速しかねないと金融業界の経営幹部らは心配している。

英国が2019年3月末までのEU離脱を準備する状況で、EU単一市場へのアクセス継続を目指す金融機関は、EU域内の関連会社設立が間に合うよう必要な承認の申請を検討するよう促されている。英中銀の健全性監督機構(PRA)は、7月14日が緊急対応計画の提出期限になると銀行や金融会社に書面で通達。ECBは銀行免許の取得に少なくとも6カ月かかるとの指針を先週示した。

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)で英金融サービス業界向けのEU離脱対応業務の責任者を務めるアンドルー・グレー氏は「これらのプロジェクト計画を巡り、実際の活動が加速することになろう。監督当局はプランの一部に着手するよう取締役会や支店経営者への圧力を徐々に強めている。金融機関はやりたくないかもしれないが、今はやらざるを得ないと皆が認識している」と指摘した。

原題:Bank Brexit Exodus Seen Hastened by Closer Regulator Scrutiny(抜粋)

John Glover, Richard Partington

最終更新:4/18(火) 13:16

Bloomberg