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<IMF>日本、実質経済成長率は1.2%増の見通し

毎日新聞 4/19(水) 0:13配信

 ◇17年、輸出に勢いで上方修正

 【ワシントン清水憲司】国際通貨基金(IMF)は18日、最新の世界経済見通しを発表した。世界的に景気回復が続くことを受け、日本の2017年の実質経済成長率は1.2%増と見込み、前回1月時点から0.4ポイント上方修正した。ユーロ圏や英国も上向いており、世界経済全体は3.5%増と0.1ポイントの引き上げになった。ただ、保護主義や紛争リスクの高まりなど下振れリスクの存在も指摘した。

 日本の上方修正はこれまでの予想以上に輸出に勢いがあることに加え、政府が国内総生産(GDP)の推計方法を見直したことも寄与した。米国は2.3%増と予想を据え置いたものの、先進国全体は0.1ポイント引き上げて2.0%増と予想した。

 中国は政府の景気支援策が続くことを受けて6.6%増と0.1ポイントの上方修正。インドは引き続き高水準の経済成長を見込んだ。ただ、原油収入の減少に伴って中東は景気減速が見込まれ、新興国全体は4.5%増と前回予想を据え置いた。

 堅調な世界経済を背景に市場心理が上向く中、IMFは「短期的には上振れの可能性もあるが、先行きには不透明感があり、急速な反転もあり得る」と指摘。トランプ米政権などが保護主義的な政策を実行したり、米連邦準備制度理事会(FRB)が予想以上に急速な利上げを行って世界の金融情勢を引き締めたりする恐れがある。中国での債務拡大のほか、北朝鮮情勢などの紛争リスクも挙げ、「中期的には下振れリスクの方が多い」と警戒感を示した。

最終更新:4/19(水) 0:13

毎日新聞