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桜の名所・海津大崎の県道通行止め 滋賀、土砂崩れ

京都新聞 4/19(水) 6:30配信

 滋賀県高島土木事務所は18日、降雨による土砂崩れのため、長浜市西浅井町大浦から高島市マキノ町海津までの県道西浅井マキノ線約3キロを通行止めにした。一帯は「日本さくら名所100選」に選ばれ、800本余の桜並木で有名な観光地。復旧の見通しは立っておらず、観光への影響は避けられそうにない。
 同事務所によると、同日午前4時15分ごろ、高島署から情報が入り、同5時に職員が確認したところ、現場は同市マキノ町の「海津大崎」の突端に当たる地点。崖斜面から全長約20メートルにわたり50トン余の土砂が崩れ、その重みで曲がった防護柵が道路をふさいでいたという。
 17日から18日にかけての降雨が原因とみている。周辺の桜並木や人的な被害はなかったが、今後、詳しい現場調査を行った上で、土砂撤去や応急処置などの対応を検討し、安全が確認できるまで、車や自転車、人の全面通行止めを実施する。
 海津大崎の桜は昭和初期から地元住民が植樹し守り育ててきた。今では桜並木が約4キロに及び、ピンクの桜と青い琵琶湖のコントラストが人気を呼ぶ。今年は13日に満開を迎え、16日は早朝から多くの観光客でにぎわったばかりだった。18日はサクラが散り始め、観光客は少なかった。
 しかし今後、琵琶湖を自転車で一周するビワイチのシーズンが本格化するといい、地元のボランティア団体「美しいマキノ・桜守の会」会長の江端英嗣さん(63)は「人災が無かったのは何よりだが、事故現場は竹生島が見えるビワイチの絶景ポイントとしても知られている。観光への影響は避けられそうにない。早い復旧を願うばかりです」と話した。

最終更新:4/19(水) 6:30

京都新聞