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東京五輪マラソン、“一発選考”で男女各2枠選ぶ新方式に

サンケイスポーツ 4/19(水) 7:00配信

 日本陸連は18日、2020年東京五輪のマラソン代表について、19年9月以降の選考大会「グランドチャンピオン(GC)レース」で男女各2人を選ぶことを柱とする新方式を発表した。“一発選考”の要素が色濃くなり、調整能力や勝負強さを重視。米ボストンで17日に行われたボストン・マラソンで大迫傑(すぐる、25)=ナイキ・オレゴンプロジェクト=が3位に入り、有力候補に名乗りを挙げた。

 低迷からの脱却へ、大なたを振るった。日本陸連は東京都内で会見し、東京五輪マラソン代表選考の新方式を掲げた。

 「今年から2020年東京五輪を目指して試合やトレーニングをしないと間に合わない。選手がやる気になってもらえればいい」。瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(60)は、選手の奮起に期待した。

 一発選考の要素を取り入れることが、大きな変更点だ。19年9月以降に開催予定の「GCレース」で、男女各2人を選出する。今夏から19年春まで行われる大会を「GCシリーズ」と銘打ち、日本陸連の設定タイムや順位をクリアした選手が「GCレース」への出場権を得る2段階選考となる。

 代表を勝ち取るには、2レースを高水準で走りきる実力が求められ、陸連は選手の調整能力や安定性を見極める。

 残る1枠は、19年秋から20年春までの男女各3大会「GCファイナルチャレンジ」の記録最上位者を選ぶ。従来の選考は条件が異なる複数のレース結果を陸連が比較検討する形だったが、明確な基準に基づく新方式では選考の透明化が期待できる。

 瀬古氏は会見で、17日のボストン・マラソンで好走した25歳の大迫の名前を挙げて、レース内容を称賛。8月の世界選手権マラソン代表で24歳の井上大仁(MHPS)や23歳の安藤友香(スズキ浜松AC)ら若手の台頭にも期待を寄せた。

 新方式には長期的な強化を図る狙いも。「お家芸のマラソンでメダルを取りたい。今日から強化していく」と瀬古氏。マラソン界の復活をかけた一歩が始まった。

最終更新:4/19(水) 7:00

サンケイスポーツ