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「カミソリ負けを防ぐ」はOK? 男性用化粧品の広告表現を薬機法の視点でチェック

ネットショップ担当者フォーラム 4/19(水) 8:01配信

昔に比べて男性の美容に対する意識は非常に高くなり、「メンズコスメ」という表現も一般的になりました。ドラッグストアのメンズコスメコーナーも盛況です。中でも毛穴やシミ、シワに対する関心は、女性に劣らず男性でも高いようです。今回は男性用化粧品の広告表現について解説します。

 

毛穴ケア商品

鼻のまわりにシートを貼り、剥がして毛穴の中の汚れを出す毛穴ケア商品が数年前から売れています。最近ではメンソールを配合し、よりスッキリ感を得られる、男性向けという位置付けの毛穴ケア商品も人気です。

「毛穴」についての標ぼうは、男性向けであろうと従来通り、洗顔やパックなどで物理的に取れる、

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○「毛穴の汚れ」を落とします

○「毛穴の汚れ」がとれます
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などが可能です。一方で

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×「毛穴」を引き締めます

×「毛穴」がなくなります
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といった、毛穴そのものの形状を変えるかのような標ぼう、または、毛穴が完全になくなる標ぼうは、化粧品の効能効果を逸脱するため不可となります。ただし、事実を前提に、

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○ 毛穴をうるおします

○ 肌をキュッと引き締めます(※「毛穴」とは言わない)
<<<”

といった表現に留まるのであれば可能と考えられます。

 

ひげそり用の商品

次に、ほとんどの男性の方が日常的に使っているであろう、ひげそり用の商品について考えてみましょう

こちらについては、56の化粧品効能のリスト(化粧品で標ぼう可能な効能効果の範囲)の中の、


(33)ひげを剃りやすくする

(34)ひげそり後の肌を整える




が標ぼう可能となります。その他では、


(19)肌を整える。

(20)肌のキメを整える。

(21)皮膚をすこやかに保つ。

(22)肌荒れを防ぐ。

(23)肌をひきしめる。

(24)皮膚にうるおいを与える。

(25)皮膚の水分、油分を補い保つ。

(26)皮膚の柔軟性を保つ。

(27)皮膚を保護する。

(28)皮膚の乾燥を防ぐ。

(29)肌を柔らげる。

(30)肌にはりを与える。

(31)肌にツヤを与える。

(32)肌を滑らかにする。




も使用できます。通常の化粧水類と同様、事実を前提に組み合わせて表現する傾向が強いものだと思います。しかし、

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・カミソリ負けを防ぐ

・皮膚を保護し、ひげを剃りやすくする
<<<”

といった標ぼうは「医薬部外品」おける薬効となりますので、通常の化粧品では標ぼうできません。

 

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最終更新:4/19(水) 8:01

ネットショップ担当者フォーラム