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欧州市場サマリー(18日)

ロイター 4/19(水) 4:51配信

[18日 ロイター] - <為替> 米国債利回り低下を背景に、ドルが対主要通貨バスケットで約3週間ぶり安値をつけた。メイ英首相が、6月8日に総選挙を行う意向を表明し、ポンドは対ドルで昨年12月以来の高値水準を記録した。

<ロンドン株式市場> 大幅続落して取引を終えた。英国のメイ首相が総選挙を前倒しで実施する意向を表明したことが嫌気された。

表明を受けてポンドが値上がりする一方、FT100種<.FTSE>は約10週間ぶりの安値をつけた。FT100種は1日の下落幅として、昨年6月に実施されたEU離脱を巡る国民投票の直後以来の大きさとなった。収益の大半を海外で上げている英国の企業にとってポンド高は業績の重荷となる。

この日は金属や原油が値下がりし、メイ氏の表明前から株価の重しとなっていた。供給過剰懸念で中国の鉄鉱石先物相場が約3カ月ぶりの安値をつけたことを背景に、アングロ・アメリカン<AAL.L>やグレンコア<GLEN.L>、リオ・ティント<RIO.L>、アントファガスタ<ANTO.L>、BHPビリトン<BLT.L>などの鉱業・資源株が値下がりした。

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。メイ英首相の総選挙前倒し表明が重しとなったほか、フランス大統領選の第1回投票を目前に控え、神経質な相場展開となった。

STOXX欧州600種指数<.STOXX>は1.11%下落し約3週間ぶりの安値で引けた。1日の下落率としては約10週間ぶりの大きさだった。投資家の不安心理の度合いを示すSTOXXボラティリティ指数<.V2F7>は2016年12月以来の高い水準をつけた。

大統領選を控えたフランスではCAC40指数<.FCHI>が1.59%低下し、約7カ月ぶりの大幅なマイナスとなった。STOXX600種資源株指数<.SXPP>は3.11%低下し、部門別で最も大きく落ち込んだ。鉄鉱石の値下がりが重しとなったとアナリストらは指摘している。

<ユーロ圏債券> 仏独国債の利回り格差が1週間ぶりの水準に縮小した。仏大統領選に関する世論調査で、中道系独立候補のマクロン前経済相が第1回投票の支持率で首位に立ったことが、仏国債の追い風となった。

Ifop・フィデュシャルの世論調査によると、第1回投票の支持率はマクロン氏が23%、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が22.5%。右派候補のフィヨン氏と急進左派のメランション氏がともに19.5%と続いた。足元ではメランション氏が支持率を大きく伸ばしており、市場は不安視している。

仏10年債利回り<FR10YT=TWEB>は当初上昇していたが、ほぼ横ばいとなる0.90%まで戻した。仏独10年債の利回り格差は一時約70ベーシスポイント(bp)と、1週間ぶりの低水準となった。先週には6週間ぶりの水準となる78bpまで拡大していた。独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは小幅低下の0.175%。域内の他の高格付け国債も同様の動きとなった。

最終更新:4/19(水) 4:51

ロイター