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オークションやインスタの見栄えをアップする撮影ボックスを衝動買い!

アスキー 4/19(水) 12:00配信

今回衝動買いしたものは2つの撮影用簡易ボックス。オークション出品物などの小物を撮影する機会が多い人は持っておきたいアイテムだ

 ちょっと前まで、きれいにモノの写真を撮る必要性と価値のあった人は、EC系ウェブページの運営者や頻繁にオークションにさまざまな商品を出品している個人などが多かった。
 
 今は両者の数も爆発的に拡大し、同時にインスタグラムを代表とするビジュアルを中心としたSNSの拡大も著しい。
 
 プロが運営する商用ECサイトでは当たり前だった撮影手段やノウハウを、今ではごく普通の個人が使うことも当たり前の時代になった。
 
 オークションでの“売り”がやっと500回を超えた筆者も、やっと重い腰を上げて最近安くなってきた小物写真撮影用の通称「撮影ボックス」を2種類ほど買ってみた。
 
 今まで、デジカメ撮影のための背景や下に敷くスクリーンやマットは何度か買ったことがある。
 
 しかし、上方向からの撮影に関しては何とか使えても、いつも背景スクリーンを上手く固定できる手段がなかなかなく、正面からの撮影には、背景に余分なモノが写り込まないように撮影角度を変えたり、背景に何か大きなモノを立てかけたりと、なかなかその設定が大変だった。
 
 また、テラス近くのリビングルームの食卓の上で自然光での撮影をやろうとしても、地球の自転の影響で撮影時間が限られることが多い。
 
 対応策として、天井照明を利用してやろうとすれば、今度はカメラを持った自分の手やカメラ自身、自分の上半身が影になったりする。文明の利器であるフラッシュを使用すれば、それはそれで超不自然なイメージになるのがオチだった。
 
 そんな時に、これらの面倒くさい課題を一気に解決してくれそうなアイテムのメールニュースがやってきた。
 
約1500円と格安な上海問屋の
「20灯LEDライト付 折り畳みコンパクト撮影ボックス」
 筆者が購入したのは、ドスパラの通販サイトである上海問屋の「20灯LEDライト付 折り畳みコンパクト撮影ボックス」(以降、撮影ボックス)という、いつものように長~い名前の商品だ。
 
 今回、最初に紹介するこの商品の特徴は、何と言っても税込み1499円というそのコストパフォーマンスだ。
 
 早速送られてきた撮影ボックスは、組み立て式の本体ボックス、バックスクリーン(黒と白の2色)、天井面手前にある20個のLEDライトを点灯させるためのバッテリー供給用のmicroUSBケーブル、そして取説だ。
 
 本体はポリ塩化ビニール製の下敷きのような素材を折り曲げて作られている。復元性が強く、何度も折り曲げたり伸ばしたりしても相当の回数にも耐えられそうだ。
 
 組み立ては、3つ折りになった撮影ボックスを開き、各面の三角形をした側板に付属するマグネット同士をくっつけて、前面が開放されたボックスに組み上がるとひとまずは完成だ。
 
 そして内部に背景と底面のスクリーンとなるバックスリーンを入れ、背面上部のフックに取り付ける。
 
モバイルバッテリーを使えば好きな場所に設置できる
 被写体に合わせて、黒か白のバックスクリーンを選択する。同梱の給電用USBケーブルを天井面内側のLEDライト列の終端にあるmicroUSBポートに差し込み、USB・ACバッテリーかモバイルバッテリーにケーブル接続すれば20個のLEDライトは即座に点灯する。
 
 筆者は撮影場所のすぐ近くに壁面ACコンセントがなく、延長ケーブルを使うのが面倒だったので、ごく普通のUSBモバイルバッテリーを使用したが、好きな場所に撮影ボックスごと持って移動できるので極めて便利だった。
 
 実際の撮影においては、腕時計や宝石、それらに限りなく近い小さなモノには最適だ。大き過ぎないフィギュアの撮影にも向いているだろう。欲を言えば、天井に付いた20個のLEDライトが手前側にあるので、被写体の底面から背面にかけて多少の影が出ることだ。
 
 また、平坦な反射面を持つ腕時計のクリスタル系風防やステンレス面に天井のLEDライトそのものが映り込むことがあり、被写体を置く位置やカメラの撮影角度を工夫することで回避しないといけないことがあり、それはそれでなかなか不便なことだった。
 
 被写体表面へのLEDライトの映り込みは、天井LEDライトの列を全て薄手のトレーシングペーパーで覆ってしまうことでも対応できそうだ。
 
 最初に買った撮影ボックスは自重200gと超軽量で、携帯サイズも幅22×奥行き3×高さ23.5cmくらい。持ち歩きにも小さくて便利なのだが、とにかく組み上げた時のサイズもおよそ幅22×奥行24×高さ26cmと極めてコンパクトなサイズなのだ。
 
 腕時計とか宝石、筆記具、小さなフィギュア、最大でも小振りなデジタルカメラくらいの撮影が上限サイズだ。
 
真上からの撮影も便利な「簡易スタジオ」
 もう少し大きなサイズの撮影ボックスがほしいと思い、その日の内にネットを探していたら、知人からアマゾンで販売しているもう2周りほど大きな「簡易スタジオ」という表現の撮影ボックスを紹介された。
 
 ほぼ撮影ボックスの3倍ほどの価格の簡易スタジオの組立時のサイズは、幅43×奥行き45×高さ44cmと、撮影ボックスとの体積比では約6倍の大きさだ。しかも簡易袋的な収納ケースではなく、持ち手の付いたジッパーケースが付属する。
 
 付属品は途中にオン/オフスイッチの付属した給電用microUSBケーブルとバックスクリーンが4色(白・赤・緑・黒)だ。
 
 サイズが大きい分、重量も重く、前述の撮影ボックスが拡張展開時の固定に簡易なマグネットを使用していたのに対し、簡易スタジオでは、強力な金属製のスナップボタンによる固定方式を採用している。
 
 マグネットのような簡便さはなく、3枚のPVC板を固定するにも多少の力とコツが必要だが、このサイズと重量ではマグネットによる固定は無理だろう。
 
 大きな簡易スタジオの素晴らしいのは、サイズの余裕だけではない。一番便利なのは、天板中央に開けられた丸い穴だ。
 
 不要時はベルクロでフタを閉めておき、真上から被写体を撮影したい時は丸板を取り除いて最高の位置から撮影することが可能だ。
 
 このお陰で、必要だけど不要な影を被写体に落とす天井光の引き起こす数々の呪縛から逃れることができた。
 
 そんなことも含めて、撮影ボックスよりはこちらの簡易スタジオの方が、撮影者のカメラ位置の柔軟性は確実に一段上だ。
 
LEDライトはもう1列欲しいところだが……
 サイズには不満がない簡易スタジオだが、同じようにただ一直線に並んだだけのLEDライトは、被写体への映り込みという問題が起こる。また、あくまで天井内側の最前列から照らすだけのイージーな仕組みなので、どうしても被写体の影が同じように背面にできてしまう。
 
 実践的な解決策は、やはりトレーシングペーパーによるLEDライトのカバーと、できれば、簡易スタジオ内の一番奥の天井にもう1列のLEDライトを追加設置するのがベストのような気がしてきた。
 
 余裕サイズの簡易スタジオでも、追加したもう1列のLEDライトを取り付けたまま一緒に折りたたんで収納できるとは思えないので、実際には毎回取り外すという面倒なことになるが、ベストな撮影結果を目指すなら止むを得ない選択だろう。
 
 注文中のセカンドLEDライトが届くまで、筆者は撮影位置による解決をもうしばらくは模索してみたいと考えている。
 
小物コレクターは持っておくべき!
 今回紹介した「撮影ボックス」と「簡易スタジオ」は、価格的に1500~4500円近辺の投資で、いずれも見栄えのいい写真が簡便に撮影できる投資対効果の高い商品だ。
 
 単純な筆者は、このツールを使って魅力的な写真撮影ができれば、オークション10回の“売り”で軽く元が取れそうな気がしてきた。
 
 たとえそれが不可能でも、腕時計やジュエリー、フィギュアなどを含む小物コレクターにとっては必須のアイテムだろう。
 
今回の衝動買い
 
アイテム:
上海問屋「20灯LEDライト付 折り畳みコンパクト撮影ボックス」
ZENIC「人気撮影キット アップグレード版大型」
 
価格:それぞれ1499円(上海問屋)、4299円(アマゾン)で購入
 
T教授
 
 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
 
文● T教授、撮影● T教授

最終更新:4/19(水) 12:00

アスキー