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【フィリピン】フィリピン代表する実業家3人、相次ぎ死去

NNA 4/19(水) 11:30配信

 聖週間(ホーリーウイーク)の間に、フィリピンを代表する大物実業家が相次いで死去した。ドラッグストア大手マーキュリー・ドラッグ創業者のマリアノ・クエ氏が12日、財閥アボイティス・エクイティ・ベンチャーズ(AEV)の会長を務めたロベルト・アボイティス氏が13日、財閥ユチェンコ・グループの創業者アルフォンソ・ユチェンコ氏が15日に亡くなった。それぞれ、97、67、94歳だった。
 18日付地元各紙によると、ユチェンコ氏は、コラソン・アキノ大統領時代の86~88年に駐中国大使、ラモス大統領時代の95~98年に駐日大使、アロヨ大統領時代に国連大使を歴任し、リサール商業銀行(RCBC)の名誉会長を務めていた。
 同氏は1953年に損害保険大手マラヤン・インシュランス(MICO)の会長職を父親から引き継ぎ、67年にはRCBC会長に就任。事業の多角化を進め、ユチェンコ財閥を築き上げた。戒厳令下の70年代にはマルコス大統領批判の急先鋒として活動し、爆破事件や暗殺事件への関与が疑われた組織のメンバーでもあった。
 ユチェンコ・グループは、MICOやRCBCといった金融・保険部門を中核に、建設、教育、自動車販売などの分野で多くの有力企業を抱えている。
 マーキュリー・ドラッグのクエ氏は、戦後間もない45年、尿路感染症などに処方するスルファチアゾールのボトルを1本手に入れ、それを原料にした錠剤の売り上げを元にドラッグ・ストアを開業。その後、マーキュリー・ドラッグを全国に1,000店舗以上展開し、米経済誌フォーブスの長者番付に名を連ねるほどの財を築いた。
 AEVのアボイティス氏は、セブを代表する実業家で、86年から代表を務めるラモン・アボイティス・ファンデーションなどを通して、ビサヤ地方の発展に大きく寄与した。

最終更新:4/19(水) 11:30

NNA