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ダム建設一時中断 恩納「流弾」 再開めど立たず

琉球新報 4/19(水) 11:08配信

 【恩納】恩納村安富祖の米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場で工事車両や水タンクが破損し、水タンク内や工事車両付近から銃弾のような物が見つかった問題で、建設中の同ダムの工事が役場に問題発生の報告があった14日から止まっている。18日現在、工事再開のめどが立っておらず、村は困惑している。


 村は米軍による調査結果の公表と安全策の確保ができていることを確認した上で、役場内で工事の再開に向けて調整する方針。事件発覚後、米軍は関係する可能性のある射撃場の使用を一時的に中止している。

 安富祖ダムは区内で発生する洪水の調整を目的に建設されている。村によると、ハンセン内の安富祖川流域では米軍の度重なる実弾射撃や不発弾処理場として使用されたため立木が減り、土地の水を保つ力が弱っていることから、集落地域で洪水や畑の冠水などが発生していた。総貯水量35万5千立方メートルの同ダムは2018年の完成予定で、同年4月の供用開始を目指している。

 村役場の担当者はダム建設について「工期がある中、工事が止まることは悩ましい。工事関係者も役場も何も悪いことをしていないのに」と不満を漏らした。「基地内の事故なので、役場に情報が全然ない。米軍の調査結果の公表を待っている状態だ」と話した。

琉球新報社

最終更新:4/19(水) 11:08

琉球新報