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【資産運用成功談】きっかけは「貯金を増やしたい」。35歳独身女性はどう投資した?

4/19(水) 11:10配信

ZUU online

毎月きちんとやりくりして順調に預金残高は増えているけれど、利息はほんの少し。「女性も資産運用をした方がいい」とは言われても、そもそも「どうして資産運用すべきなのかイマイチ分からない」「実はちょっと怖い」という人も多いのではないでしょうか?

今回はFPである筆者に相談しに来た35歳シングル女性の例を紹介します。彼女が投資に挑戦した結果どうなったか、見てみましょう。

■ケース紹介

・35歳シングル女性(5年前ご相談で現在36歳)
・年収 400万円(営業事務職)
・手取り月収20万円、ボーナス40万円
・定期的な積立はしていないものの、毎月5万円ずつあまり、ボーナスも半分の20万円は使わずそのまま普通預金に残っている。年間100万円ペースで預金できており、現在の普通預金残高は1000万になったが金利がほとんどつかない。投資は怖いし、預金があれば保険も必要ないと思っている。

■「どうしたら預金が増えるの?」と思ったのがきっかけ

彼女が相談に来られたきっかけは、「毎月やりくりしてしっかり預金もあるのに、一向に増えない。どうしたらよいか?」というものでした。

普通預金の金利が当時は0.02%、せっかく貯めた預金1000万円の金利は税引き前でわずか2000円、税引き後だと1593円。もし、私のところに相談せずに現在もそのまま普通預金に1000万円置いておいたとすると、金利は0.001%に下がっていますので、税引き後わずか79円にしかならなかったことでしょう。

しかし、まわりから投資信託や株などの話を聞いても怖いイメージがあり、増やしたいけれど何から初めてよいかわからないということでした。

■生命保険や確定拠出年金もうまく活用

①生命保険を活用する
まずは投資が怖いとのことでしたので、生命保険料控除を活用して死亡保障も確保しつつ将来解約金を自分のために使うこともできる終身保険への加入を提案しました。

終身保険で死亡保障400万円、55歳まで月1万956円支払うもの。55歳までの総支払い額は262万9440円ですが、55歳時の解約金は279万4440円になり、払込保険料より16万5000円多くなります(返戻率にすると106.2%)。

この保険は、払い込みをしている期間に解約すると元本割れしてしまいますが、生命保険料控除を受けることができ、所得税4000円、住民税2800円が安くなるので、年間6800円のキャッシュバックを受けることができるのです。

②確定拠出年金を始める
次に、節税の効果が高い確定拠出年金を提案しました。勤務先に確定拠出年金の制度がなかったため、ご自身で証券会社に口座を開設。年間口座管理料は金融機関によって数千円の差になることもあるため、管理料が安いネットの証券会社を選びました。月2万円老後の資産形成のために積み立てをスタート。5年間で総掛金は120万円になりました。

運用商品は海外株式型の投資信託40%、日本株式型の投資信託30%、海外債券型の投資信託20%、日本債券型の投資信託10%に分散投資をすることにしました。確定拠出年金は、掛金が全額所得控除になるので、年間掛金24万円に所得税10%(ご相談者の方の所得税の税率が10%)、住民税10%(住民税は一律10%)、合計20%で年間4万8000円の税金が安くなります。

③投資信託を購入
続いて普通預金に1000万円置いておいても金利はほとんどつかないので、まずは貯蓄のうち100万円を日経平均インデックス型投資信託に投資しました。毎月分配型ではなく、分配金を元本に組み入れて運用するタイプを選択。投資で資産を増やすには、ついた利益を元本に加え、さらにそれを運用する複利運用のほうが資産が増えるからです。

④株主優待株を購入
そして、テレビや雑誌などで紹介されていた株主優待に興味があるとのことだったので、20万円の予算でマクドナルドの株を購入しました。優待は年に2回食事券(ハンバーガー、サイドメニュー、ドリンク×各6枚)がもらえ、選択できるハンバーガーは価格に上限がないので好きなものを選ぶことができお得感がいっぱいです。

■投資信託が大成功!

①保険はまだ積み立ての途中なので資産は増えているとは言えませんが、生命保険料控除が適用になるため、毎年6800円税金のキャッシュバックがあり、5年経過したので3万4000円分得した計算に。

②確定拠出年金は税金のキャッシュバックが年間4万8000円、5年間で24万円の特に。2016年は世界の株安のため元本割れが続きましたが、年末から少しずつ挽回し、120万円の投資に対して現在は130万円ほどになっています。

③投資信託ですが、購入当時8730円だった基準価格が21055円になっており、100万円の投資に対して約241万円になっています。(ニッセイ日経225インデックスファンド)

④優待目当てで購入したマクドナルド株は、購入当時20万円でしたが、30万6500円になっています(2017年2月10日現在)。毎年配当も年間3000円あります。

■経済ニュースに興味がわき、もっと投資したいと思うように

商品を分散すると着実に増やせる資産がある安心感もあり、投資で少し元本割れしている時期も動じることなく、時間をかけて運用しようと思えるようになったそうです。そのおかげで投資信託に関してはかなり資産を増やすことができました。

普段の生活でも日経平均や為替などのニュースに興味をもつようになり、今後はもう少し投資金額を増やしていこうと思っているそうです。

いかがでしたか?今回ご紹介したお客様はたまたま成功したのでは?と思われるかもしれません。実はそのとおりで、投資を初めたばかりの5年前や昨年の株価急落時にこのお客様の残高をご紹介していたら「やっぱり投資は怖いし危ない!」と思われたかもしれません。

しかし、現在、金利が低いにも関わらず物価は上がっています。物価の上昇に負けない運用をしていかないと自分の資産の価値は目減りする一方です。投資先を分散して時間をかけて自分の資産を運用していきましょう。

稲村 優貴子
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、心理カウンセラー。2002年にFP資格を取得し、独立。現在「FP For You」代表。テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。「FP Cafe」登録FP。FP Cafe

(提供:DAILY ANDS)

最終更新:4/19(水) 11:10
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